「話さないやつにはパスは来ない」松井大輔さんが語る、海外で活躍するために大事なコミュニケーション力
30歳から35歳、36歳と年齢を重ねていく中で、おふたりから多くのことを学びました。食事は何を食べるべきか、睡眠の重要性、ケアの方法、筋トレの仕方など、先輩方が見本を示してくれたことは、自分のキャリアにとって、すごく大きなことだったと思います」
長い現役生活の中で、たくさんの経験をしてきた松井さん。それを若い選手に伝えることが、自らの指名だと感じています。特に、育成年代の指導に注目しているそうです。なぜなら、この時期こそが、選手の成長に最も重要だと考えているからです。
「指導者として、育成年代のスペシャリストになりたいと思っています。多くの人は、トップチームの指導を目指します。しかし、トップレベルの選手に対しては、あまり教えることがありません。
一方、育成年代には、教えることがたくさんあります。成長期、いわゆるゴールデンエイジと呼ばれる、もっとも伸びる時期に関わることで、日本サッカーのレベルを底上げできればと思っています」
松井さんの言葉には、世界で戦った経験と、次の世代を育てたいという強い思いが込められています。彼の教えが、日本サッカーを担う子どもたちの成長にどのように役立っていくのか。今後の活躍が楽しみです。
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