ワーチャレ準優勝。大会を通じて柏レイソルU-12が見せた攻撃的スタイルの本質
8月23日に行われた『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』決勝戦。柏レイソルU-12は、バディーサッカークラブに0対4で敗れました。
優勝はなりませんでしたが、大会を通じて、高い技術を生かした攻撃的なサッカーを披露。強烈なインパクトを残しました。
決勝戦終了後、張ヶ谷知樹監督と高いテクニックで存在感を放った井出翼選手、キャプテンで守備の要・奥村翔依選手に話を聞きました。
(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)
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ワールドチャレンジ2024決勝進出した柏レイソルU-12の選手たち写真:新井賢一
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■試合の入りがすべてだった
張ヶ谷知樹 監督(C)新井賢一
張ヶ谷知樹 監督
――決勝戦の感想をお願いします。
試合の入りがすべてというゲームでした。バディーさんが前から来る中で、僕らはそれを剥がしていこうという話をしていました。ゲームの入りは、流れをつかむために大きなプレーや相手の矢印を折るプレーが必要です。そこまで見えてプレーできていたかが、勝負の肝だったと思います。
――立ち上がりに連続失点したことは、過去にこのチームではあったのでしょうか?
今大会の初戦で、中国のチームに持っていかれたシーンはありました。ミスが重なってしまったこともあり、ゲームの入りについては、流れをつかむ意味でも、もう一度みんなで意思を合わせていく必要があると感じています。
――優勝はできませんでしたが、とても良いチームでしたね。
選手たちには、この大会に対する強い想いがありました。彼らは普段積み上げているものを、このような大きな舞台で発揮するために、日々トレーニングをしています。それをもっと表現したかったのですが、悔しい結果になってしまったので、次に生かしたいです。
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■レイソルのアカデミーでサッカーの本質を教わった
――今、監督になられて何年目ですか?
U-12は去年から担当していて、6年生自体は2年目です。それ以前はU-11や10などのジュニアカテゴリーを見ていました。指導者としては6年目です。
――28歳と若くして、名門のジュニアで監督をするプレッシャーもあるのではないかと想像しますが、そのあたりについては?
いやぁ、そうですね。