ワールドチャレンジで優勝した、バディーサッカークラブ梅澤監督が語る「強さの秘訣」
――U-12は上に繋げる年代ですが、大事にしていることは?
ありきたりですが、常に全力で、練習をしっかりやることです。競争が多いチームなので、試合に出ていることに感謝の気持ちを持ってプレーすること。ピッチに立ったからには、戦うことが大切です。選手たちには「試合に出たい選手はたくさんいるんだよ」という話をしながら、「試合に出るからには、しっかりやろう」と言っています。
――選手みなさん、運動能力が高いように見えました。どのような取り組みをしているのでしょうか?
バディーは幼児体育もやっています。私たちスタッフは横浜を拠点にいろいろな幼稚園、保育園、子ども園に行き体育指導を行っています。選手の大半がそこで幼児の時期からサッカーだけで無く、いろいろな運動を経験し育っています。
そんな環境で育つことがサッカーに繋がる部分の一つだと思います。
■世界を肌で感じることがプロに繋がる
――ワールドチャレンジは海外勢に挑戦する大会ですが、大会の意義についてはどう考えますか?
いまの子どもたちは、世界のサッカーが身近にある環境にいます。世界を肌で感じることは、プロに繋がる一歩なのかなと思います。本当はバルサとやりたかったんですけど、バルサに勝った強いヴェルディさんとやれて良かったです。
――MVPの浅利蓮生選手は、どのあたりが評価されたと思いますか?
献身性と球際の強さ、狙いどころですね。彼があそこでガッツリ行ってくれたことで、1点目のゴールも生まれています。(ボールホルダーに)寄せて、プレーを遅らせることはみんなできるんですけど、そこで奪い切る力が、彼はすごいと思います。
――監督も納得のMVP?
そうですね。
(大会側が)よく見てくれたなと思います。ほかに(決勝で2点決めた)田中譲や、(攻守の中心として活躍した)10番(徳武魅)とかも、見てくれているかなと思っていました。
■チームのために点を取れるように意識している
試合後、選手たちに話を聞きました。
インタビューを受けてくれたのは田中譲くん(7番)、浅利蓮生くん(19番)。
7番田中譲くん(C)新井賢一
7番田中譲くん
――決勝戦の感想を聞かせてください。
コーナーのこぼれから2ゴールできて、チームも4対0で勝てて本当に良かったです。
――準決勝でも点を決めましたが、普段から点を取るタイプの選手なのですか?
はい。