サッカーに向いてない息子。親が他競技への転向を勧めてもいいのか問題
と思っている息子さんより、もっと下回る子どもだっているでしょう。もしそんなふうに習熟度が遅い子どもたちが集まっていれば、その中で息子さんは「できる子」になります。
習熟度を争うのではなく、好きなこと見つける季節だと考えませんか?何か好きなことがあれば、毎日ウキウキ過ごせて人生は充実します。
学業やスポーツの習熟度など目に見える認知能力ではなく、積極的であったり、誰とでもかかわれる社会性があったり、思いやりといった非認知能力にも目を向けましょう。
■アドバイス②向いてるか、向いてないかで決めるのはやめよう
ふたつめ。お母さんの「辛さ」はどこからくるものなのでしょうか。
ご相談文に「私も精神的に疲れてしまい」とあります。もし、お子さんがチームのエースでレギュラーなら疲れないのかもしれません。
そう考えると、息子さんはテニスをやるにも何をするにも優秀でないと、お母さんはまた参ってしまいます。
お母さんの気持ち、少しはわかります。私も子どもが試合に出られないと悔しく思いました。が、一番悔しいのは息子なのだと思い、そのような態度を出さないよう気をつけました。
もちろん子どもはわかっていたと思います。そのように、親は愚かな生き物です。私自身、愚かな自分との戦いでした。
したがって、子どものスポーツに対して「向いているか」「向いていないか」といった物差しを当てるのはやめましょう。
「何か秀でたものを」と思うのは親心かもしれませんが、先ほど申し上げたようにスポーツをさせる意味を考えてください。物差しを当てられた子どもは、おのずと自己肯定感が下がります。
楽しく意欲的に取り組めているかという点に注目してください。
■寝る時間を早くするには、練習時間を確認してクラブを選んだほうがいい
(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)
また「帰宅時間ばかり遅くなり、練習をしないので疲れず寝るのも遅い」と書かれています。みんなと一緒に練習をしているはずなのに「練習をしないので」という意味がよくわかりませんでした。所属しているクラブでは上手な子にしか練習をさせないのでしょうか。
また、「疲れていないから寝るのも遅い」とありますが、スポーツをしない子でも早寝早起きの習慣がついている子は早く寝られます。
食事やお風呂の時間を早くするには、サッカーの練習が遅くまでやっているクラブは避けたほうがいいかもしれません。