寒い冬のお弁当問題を解決! おいしく食べて午後も元気なサッカーのエネルギー源にする方法
また、焼き冷まし感が出ずしっとりとした仕上がりになる調理法にするのもおすすめ。その2点を満たす、焼き浸しや味噌漬けなどはいかがでしょうか。
●おにぎりは固くならないひと手間を
おにぎりは、冷たく固くなったり、ボソボソとした食感になったりと、寒い日には子どもが嫌がるという意見が多いものですが、実はつくり方で改善できるのです。
冷たくなってもおいしいおにぎりのポイント
炊く前の吸水時間をしっかりとる水蒸気の蒸発を最低限におさえるホイルで包む
まずは炊く前の吸水時間から。時間は短縮せずしっかり取り、お米に水分をたっぷり吸わせましょう。炊き立てのご飯では違いはあまり感じないかもしれませんが、冷えたご飯では差が生じます。
ご飯は炊き上がった直後から水蒸気を蒸発させ、徐々に保有する水分量が少なく、固くなっていきます。そこで「おひつ」の中では冷えたご飯が時間が経ってもおいしいことと同じ原理をおにぎりで再現しましょう。
適度に水分をキープしつつ、余分な水分をのがすことがポイントです。
炊けたご飯はすぐにほぐし、おにぎりにするとき、ご飯にほんの少しの油(アマニ油や米油がおすすめ)か、はちみつを混ぜて握ります。おにぎり1つ(ご飯100~120g)に対して小さじ1/4~1/2ほどの、ほんの少しでOKです。そうすることで米粒1つ1つを油分がコーティングし、水分の蒸発を抑えてくれます。
握ったおにぎりは常温に冷ましてから、ラップではなくホイルに包みます。寒冷な冬の野外に置いてあるおにぎりは、ラップで密封すると蒸れてべちゃっとなりがちだからです。ホイルで隙間をつくりながらフワッと包めば適度に水分をのがしてくれます。この3つでおにぎりの味わいに差がでますので、ぜひ挑戦してみてください。
■スープジャーはもはや必需品
今や、寒い日のお弁当のマストアイテムと言っても過言ではないスープジャー。
あたかいものを口にできるだけで体の温まり具合は格段に上がります。具沢山の味噌汁や豚汁をつければもうそれだけでおかずも兼ねることができますし、おにぎりなど主食を食べられない場合は、スープにうどんやパスタを入れて炭水化物を補給できる工夫をしてみても。
ただし最近のスープジャーは保温性が上がっているので、やけどには十分注意して飲むようにお子さんにお伝えください。
とは言え、飲み頃に冷めているものを入れるのは避けて下さい。