冬でも食中毒には要注意! 体調をキープしたい冬の「免疫力アップ弁当」とは?
そのほか、抗ストレスホルモンの生成も助けてくれます。
〈ビタミンCを多く含む食材〉
柑橘類、キウィフルーツ、パプリカ、ブロッコリー、じゃがいも、さつまいもなど
・β‐カロテン(ビタミンA)
β‐カロテンは体内でビタミンAに変換され、粘膜の強化をサポート。粘膜が強くなるとウイルスや細菌の侵入を阻止してくれるため、感染症にかかりにくい体になります。
〈β‐カロテン(ビタミンA)を多く含む食材〉
ニンジン、ほうれん草、モロヘイヤ、レバーなど
・ビタミンD
以前はカルシウムの吸収促進が注目されていたビタミンDですが、最近は免疫力向上やアレルギー症状改善の働きが注目されています。サッカーのように屋外で活動する選手は紫外線を浴びることで体内でも合成されますが、免疫力向上のためには食事から摂ることも意識してみましょう。
〈ビタミンDを多く含む食材〉
鮭、しらす干し、うなぎ、まいたけ、きくらげ、干しシイタケ など
■保護者は最強のサポーター
今回お話を伺った久保田さんのもとには、Jr.ユースやユースチームで栄養サポートをしてきた選手がトップ選手になったりしてからも栄養の相談をしてきてくれたり、食事の写真を送ってくれることもあるとか。
育成年代で保護者やコーチの助言もあって食事の大切さもしっかり学び、よい栄養バランスが自然と身についていることがうかがえて嬉しいと話してくれました。
体づくりやコンディション維持の重要な部分を占める食事だからこそ、おいしく食べながら自然な形で身に付けることができたら理想的ですね。

久保田尚子
管理栄養士
1997年からFC東京。(1998年までは前身の「東京ガスフットボールクラブ」)にて管理栄養士としてトップチームの選手の栄養指導を行う。現在はFC東京トップチームから育成セクション(U-18、U-15)までの栄養アドバイザーとして栄養面からサポートしている。