子育て情報『「やる気が見えなくてイライラする」「やる気が見えるなら応援できるのに」という保護者に知ってほしい、子どものやる気を育てるのに大事なこと』

「やる気が見えなくてイライラする」「やる気が見えるなら応援できるのに」という保護者に知ってほしい、子どものやる気を育てるのに大事なこと

■親の心が健康であることも大切。まずは自分の感情を認め、自分の感情に思いやりと好奇心を持って

自分の子どもの行動やプレーを見て、ついイライラしてしまう親が、決して悪い親というわけではありません。一番身近にいる、大切な子どものことなのだから、ある意味自然なことだと言えます。

ただ、思いが強くなりすぎてしまうと、どうしても近視眼的に物事を見てしまい、他の良いところも見落としがちになってしまいます。そうならないよう「まずは自分の感情を認めて、理由に寄り添うことがすごく大切」だと筒井さんは言います。

つい子どもにイライラしてしまうのは、自分が熱心に子育てを頑張っている証。「私、今日も本気で子育てしているな」と自己受容してあげると良いでしょう。

自分の感情を認めてあげると、自分に矢印が向くようになります。
感情の持っているエネルギーを自分に向け、それをプラスとしてコントロールできるようになれると良いと言います。

感情を言語化するのも良いことなのだそうで、例えば保護者同士で悩みを打ち明けあって心の発散をしながら、最後には自分の感情を認めたり、分かち合うことは良いのだそうです。

イライラしたり負の感情が出てきたら、放っておかず、その理由は何だろう?と自分の感情に好奇心を持つことも大事なのです。

子どものサッカーを気持ちよくサポートしたいなら、親の心が健康な状態であることも大切です。親御さんも自分自身を大事にして親子でサッカーを楽しみましょう。

「やる気が見えなくてイライラする」「やる気が見えるなら応援できるのに」という保護者に知ってほしい、子どものやる気を育てるのに大事なこと

筒井香(つつい・かおり)
株式会社BorderLeSS代表取締役博士(学術)日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング上級指導士

大学・大学院時代に人間行動学、臨床発達心理学、スポーツ心理学などの心理学から「人間の特性」を広範に学び、また、博士論文では、「個別性を重んじたポジティブシンキングの多様性」に関する理論を構築。現在はジュニア選手からプロ選手、オリンピック、パラリンピック選手のメンタルトレーニングのほか、指導者やスポーツを頑張る保護者の学び舎「大人のメントレコミュニティ」を運営し、子どもの主体性を育む大人の在り方や、人としてのキャリアのなかにアスリートとしてのキャリアも含めた、包括的な人生設計に重要な理論と実践方法を伝え、子どもの「キャリア=人生育て」を心理学の視点からサポートしている。2023年12月書籍「シン・ポジティブ思考-しなやかなメンタルのトリセツづくり-」
次ページ : を刊行。 株式会社BorderLeSS https://… >>

新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧 exciteお悩み相談室
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
ウーマンエキサイトアプリ 令和ママ プレゼント 漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2025 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.