子育て情報『転んだ時に手が付けない、サッカーするうえでもベースとなる運動が正しくできていない......、子どもの運動能力低下の原因と課題』

転んだ時に手が付けない、サッカーするうえでもベースとなる運動が正しくできていない......、子どもの運動能力低下の原因と課題

というところから始めます。「できたね、そこがすごいね」と認めてあげると、さらに伸びていきます。

現状の環境はすぐには変えられません。公園に遊具を増やしたり、ボール遊びOKにするのは簡単ではありません。その中で、我々指導者は子どもたちにとって、どうすればより良い環境を作ってあげられるかを考えることが使命だと思っています。

谷:私が甲府で月2回開催している「アジラン(アジリティランニング講習会)」に、小学3年生の頃から通い続けている子がいます。5年生になってサッカーを始めたそうですが、「移動スピードが速く、いつもボールのあるところにいる。粘り強いプレーができる」という評価を受けています。


今までの話と重なりますが、「身体を適切に動かす」というベースの上でプレーすることで、サッカーのパフォーマンスは変わるのです。

小学生を見ていると、ほとんどの子が良い姿勢で立てていません。ふにゃふにゃしていたり、腕を振れない、片足で立つとグラグラする。その状態でボールを蹴っても、当然パスミスは起こります。

速く走れない、転ぶ、そこには理由があります。その部分を改善し、向上させることで、サッカーがもっと上手くなるということを伝えていきたいです。

転んだ時に手が付けない、サッカーするうえでもベースとなる運動が正しくできていない......、子どもの運動能力低下の原因と課題

谷真一郎(ヴァンフォーレ甲府・フィットネスダイレクター)

愛知県立西春高校から筑波大学に進学し、蹴球部に在籍。在学中に日本代表へ招集される。
同大学卒業後は柏レイソル(日立製作所本社サッカー部)へ入団し、1995年までプレー。 引退後は柏レイソルの下部組織で指導を行いながら、筑波大学大学院にてコーチ学を専攻する。その後、フィジカルコーチとして、柏レイソル、ベガルタ仙台、横浜FCに所属し、2010年よりヴァンフォーレ甲府のフィジカルコーチを務める。 『日本で唯一の代表キャップを持つフィジカルコーチ』2020年よりヴァンフォーレ甲府のフィットネスに関わる活動に携わるフィットネスダイレクターに就任、現在に至る。また一般社団法人タニラダー協会の代表として体の動かし方に特化した講習会などの活動を全国で行っている。

【取得資格】
筑波大学大学院コーチ学修士
日本サッカー協会認定A級ライセンス
AFCフィットネスコーチ レベル2
日本サッカー協会認定キッズリーダー

転んだ時に手が付けない、サッカーするうえでもベースとなる運動が正しくできていない......、子どもの運動能力低下の原因と課題

菊池健太(サカイクキャンプヘッドコーチ、シンキングサッカースクールコーチ)

【経歴】
VERDY花巻ユース 日本クラブユース選手権出場(全国大会)
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