子育て情報『幼少期から「言語が使われる状況と一緒に」包括的な外国語学習が大切オックスフォード大学Hamilton氏へのインタビュー記事公開』

幼少期から「言語が使われる状況と一緒に」包括的な外国語学習が大切オックスフォード大学Hamilton氏へのインタビュー記事公開

ポイントは「家庭でも学校でも、外国語への好奇心を高めること」、「その言語が使われる状況と一緒に、包括的に教えること」と言います。具体的には「幼い子どもは、周りの世界すべてに自然と好奇心をもつので、周りの世界を探検する道のりの一つとして外国語を紹介してあげればいいのではないでしょうか。」とHamilton氏は言います。また「教師のみなさんは、外国語を教えるとなると、何かテーマ(色の名前や動物の名前など)に沿っていくつかの単語を単独で教えようとしますが、その考え方からは脱却してほしいです。
歌や物語は文法をしっかり学ぶことができますし、語彙がもつ本来の概念を表現していますから、ぜひ活用してください。そうすれば、子どもたちは単語や文法を個々に覚えるのではなく、実際に使われる状況と一緒に学ぶことができます。」とのことです。

また早くから子どもに外国語に触れさせたりすることは、子どもの言語発達にとって悪い影響を与えるのではないか、と心配するご家庭に対しては「日本では、両親が日本人であれば、家庭で使われている言語は社会で使われている言語と同じですから、少しくらいほかの言語に触れても、日本語がダメになることはありません。なぜなら、日本語力は常に強化されているからです。」とHamilton氏。つづけて「その一方で、幼いころからほかの言語に触れることには、素晴らしい利点があります。
第二言語を学ぶことで、メタ言語意識(言語の性質について意識的によく考える能力)が発達し、第一言語の発達にとってもメリットがあります。
また思春期に入ると子どもたちは新しいことにチャレンジするのが恥ずかしいと感じるようになってしまうので、幼いうちから外国語にふれることで言語学習に対する積極的な姿勢を育てることができます。」と言います。

今回、幼いころから言語に対する意識を高め、言語を楽しむことの良さについて、Hamilton氏にお話を伺い、外国語教育においては、歌や物語を活用すること、言語が使われる状況と一緒に学ぶこと、幼いころから言語を楽しむ方法を提供することが重要だとわかりました。そして、親や教師の外国語に対する姿勢も重要です。これらは、文化の違いや地理的な距離はありますが、日本の環境でも言えることです。

詳しい内容はIBS研究所で公開中の下記記事をご覧ください。
■オックスフォード大学Hamilton氏へのインタビュー
https://bit.ly/3DP1t4x

■ワールド・ファミリーバイリンガル サイエンス研究所
(World Family's Institute Of Bilingual Science)

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