切れ目ない支援を実現する「WEL-MOTHER 児童虐待予防システム」の提供開始
日本コンピューター株式会社(本社:福岡県北九州市/代表取締役社長:原田 栄一)は、保健所や児童相談所などが持つ児童に関する情報を集約し、重要な最新情報やリスク予測を1画面で素早く確認できる、「WEL-MOTHER 児童虐待予防システム」を提供開始したことを発表いたします。
本システムは、組織間の連携を強化することで、児童虐待の発生予防、早期の適切な対応、虐待の重症化予防にむけた活動の支援を図り、“切れ目ない支援”を実現します。
WEL-MOTHER 児童虐待予防システム
「WEL-MOTHER 児童虐待予防システム」
https://www.nck.co.jp/products/child-maltreatment-prevention-system/
■開発経緯
我が国における、全国の児童虐待相談対応件数は年々増加しております。当社は、公衆衛生に携わるシステム会社としてこれからの時代何ができるかということを考え、児童虐待予防を目的としたシステムの開発に至りました。約30年にわたり自治体保健所を通じた公衆衛生活動の支援に真摯に取り組んできた経験を活かし、社会問題である児童虐待に発展するケースを1件でも減らすために、各関係者の連携強化を図り、“切れ目ない支援“の実現を支援します。
■「WEL-MOTHER 児童虐待予防システム」の3つの特徴
1. シェアリング機能
自治体内に分散管理されていることが多い児童情報を個人単位で集約し、1画面で時系列順に確認できます。重要な最新情報を素早く確認できるので、担当者の不在、情報取り寄せの調整に伴う情報連携の遅滞や伝達漏れを低減し、迅速かつ確実な情報連携を実現します。
2. リスク予測機能
本システムには、高度な分析を可能とする「dataDiver(データダイバー)※1」のAIエンジンを搭載しています。
AIエンジンを用いて、保健所・保健センターの母子保健業務担当課や児童相談所、家庭児童相談室などから連携される情報を統計学的に解析することで、将来起きることを客観的に予測し、各種支援につなげていただけます。
3. アラート通知機能
保健所・保健センターの母子保健業務担当課や児童相談所、家庭児童相談室などから連携された情報や、本システムで登録された情報をもとに、対象者の日々の経過を確認できます。また、関係者へアラート通知ができる仕組みもあるため、重要情報に変更が生じた場合でも、即座に把握できます。