コロナ環境下、インドの31地域、延べ約1万人以上へ初潮教育を実施 生理への理解が女性の就学・社会進出の機会を創出
ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原豪久)は、2013年よりインドの女性が健康で豊かに過ごせるように、農村部や都市部の女性には生理用品の正しい知識を、思春期の少女には“初潮教育”を提供しています。コロナ禍でも、2021年4月から6月で、延べ1万人以上にオンラインを駆使した初潮教育等を継続して実施していますので、実施状況をご紹介します。
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■初潮教育実施の背景
近年、インドは急速な経済成長を遂げていますが、農村部をはじめ、依然として生理用品を使う習慣が浸透しておらず、古くなった衣類を利用することや、月経時に外出を控えるという実態があります。その背景として、生理用品の存在や、生理のメカニズムなど適切な情報を知らない女性が多いことが挙げられます。
都市部では、生理用品の普及は進んでいますが、生理期間における自身の身体の状態に合った商品の選択、正しい使い方までは浸透していません。
このような状況を踏まえ、現地NGOの協力のもと、2013年1月から初潮教育を開始しました。生理について、身体面・衛生面の正しい知識や、生理用品の使用方法を分かりやすく説明し、普及を促進することで、女性の就学機会の拡大や社会進出を応援しています。
■初潮教育の実施状況(期間:2021年4月~6月)
2021年4月から6月までの3ヵ月間に、31の地域の大学や学生、母親などを含む、10,610名に対して、初潮教育を行いました。
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■活動にかける想い
インドでは、依然、教育・健康・労働の参加比率に男女間で格差があり、大きな課題となっています。Unicharm India は、女性が生理中であっても、モレの不安や不快感から解放され、普段通りの生活を送れるような優れた商品を広く提供することで、女性の就学や社会進出の機会を創出して、女性の社会的地位向上を実現したいと考えています。
■『インドにおける初潮教育』を通じて貢献する「SDGs17の目標」
『インドにおける初潮教育』の実施は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定められた17の目標のうち、下記に貢献するとユニ・チャームでは考えております。3. すべての人に健康と福祉を
4. 質の高い教育をみんなに
5. ジェンダー平等を実現しよう
これからも、商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、環境保護や社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献することを目指します。