明治大学国際日本学部 山脇啓造ゼミナールが豊島区職員の「やさしい日本語」研修を担当
明治大学国際日本学部の山脇啓造ゼミナールが、2021年12月20日に豊島区職員を対象とした「やさしい日本語」研修を担当します。研修の冒頭に山脇教授が講義を行い、その後、学生たちが実践的なワークショップを担当します。
山脇ゼミでは、2018年度からやさしい日本語の普及啓発活動に取り組んでいます。2020年11月には、「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」の内容をわかりやすく解説する動画を制作しました。その動画制作に豊島区の多文化共生担当者から助言をいただいたことがきっかけとなり、昨年12月に豊島区職員を対象とした研修を初めて担当しました。前回は書き言葉についての研修でしたが、今回は話し言葉に焦点をあてます。なお、今回の研修にあたっては、出入国在留管理庁にもご協力をいただいています。
■ 「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」とは
2020年8月、出入国在留管理庁と文化庁が、多文化共生社会に向けたやさしい日本語の活用を促進するため、「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」を公表しました。
山脇啓造教授はこのガイドライン策定の有識者会議の座長を務めました。「やさしい日本語」とは、難しい言葉を言い換えるなど、相手に配慮したわかりやすい日本語のことです。
ガイドライン策定の背景には、2010年代前半以降、全国で外国人住民が大きく増加したことがあります。コロナ禍によって現在、外国人住民はやや減少していますが、2021年6月末に約282万人となっています。特に多いのが東京23区で、豊島区では外国人住民の数は約2万4000人で、住民の9%を占めています。コロナ禍の中で、外国人住民への情報提供や相談体制の整備は喫緊の課題となっています。
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プレスリリース提供元:@Press