子育て情報『黙食解除など求める要望書を保護者団体が国(文科省・厚労省)に提出 209自治体への公開質問状と子どもへのアンケートを基にコロナ禍の子どもへの影響を訴える』

2022年9月21日 10:00

黙食解除など求める要望書を保護者団体が国(文科省・厚労省)に提出 209自治体への公開質問状と子どもへのアンケートを基にコロナ禍の子どもへの影響を訴える

33%
・「同調圧力やいじめの発生に懸念がある」18%

<黙食の解除について>
・「国からの通知が出なければ解除はできない」36.4%
・「コロナ陽性者数が季節性インフルエンザ並みまたはそれ以下になってから」34.9%
・「現在解除を検討」2%
・「既に解除した」2%

<感染症法上の取扱いについて>
・「陽性者数が減少するまでは2類相当を維持する方がよいと感じている」27.8%
・「重症化率が低下してきたので2類相当(新型インフルエンザ等感染症)から5類相当に下げてもよいと感じている」26.8%
・「2類でも5類でもなく感染症法上の位置付けから解除」2.4%

■回答書からは以下のことがわかりました。
・多数の自治体が、子ども達への教育上の対策と感染症対策のバランスに苦慮している。
・しかし、出来る限り子ども達の環境を良くしようと努力している。
・マスク着用が長期化する中で、子どもに多様な影響が懸念されている
・インフルエンザ以下の状況になれば制限の緩和が必要と考えているが、国の決定がなければできないと多数の自治体が考えている

【集計結果報告書データは下部に添付】
HPでも公開:https://www.platform-kodomoegao.com/kaitoshu/

■調査結果を受けて以下のことを要望しました。(項目を要約)
・文科省から運動時や登下校時には熱中症対策を優先し、マスクを外すよう通知がありましたが、ほとんどの子どもが外せていません。一刻も早く対策を講じてください。
・体質でマスクを着けられない子どもや着けない選択をする子どもが、差別やいじめ等を恐れ外せない又は学校に行けなくなる事例が多数あります。そのようなことが起こらないよう周知徹底してください。

・大人の会食制限が緩和されているのに、給食の黙食がずっと緩和されない状況を改善してください。
・コロナに対する恐怖心を子ども達に過度に持たせず、安心して学校園生活を送ることができるよう、ウイルスが弱くなっていることや子どもは重症化していないことを、子どもにもわかるように伝えてください。
・過度な感染防止対策による子ども達の心身の成長や健康に与える影響について、実態調査を行ってください。
※要望書本文は下部に画像で添付

■参考情報
厚労省のHPで公開されている第74回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料では、季節性インフルエンザの全年代の重症化率は0.08%、死亡率は0.09%と示されています(2017年9月~2020年8月)。

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