子育て情報『ベビースキンケアのパイオニアメーカー、株式会社ナチュラルサイエンスが新生児の皮膚状態が皮膚細菌叢および腸内細菌叢と関連があることを共同発表』

2023年2月21日 15:00

ベビースキンケアのパイオニアメーカー、株式会社ナチュラルサイエンスが新生児の皮膚状態が皮膚細菌叢および腸内細菌叢と関連があることを共同発表

■研究結果の概要
本研究では、経腟分娩または帝王切開で出生した生後1か月の健康な児35名(男児21名、女児14名)を対象に、生後1か月時に、背景調査、皮膚観察、皮膚細菌検査、及び腸内細菌検査を実施しました。皮膚観察の結果から、皮膚トラブルが観察された児を皮膚所見あり群、1項目も観察されなかった児を皮膚所見なし群とし、2群に分類し解析を行いました。なお、皮膚所見の有無は、頰で採取した皮膚細菌叢との関連性を検討するため、顔面部の皮膚所見結果を用いました。

1) 皮膚細菌叢について (図1、2)
ベビースキンケアのパイオニアメーカー、株式会社ナチュラルサイエンスが新生児の皮膚状態が皮膚細菌叢および腸内細菌叢と関連があることを共同発表

ベビースキンケアのパイオニアメーカー、株式会社ナチュラルサイエンスが新生児の皮膚状態が皮膚細菌叢および腸内細菌叢と関連があることを共同発表

皮膚所見の有無による皮膚細菌叢(属レベル)を比較したところ、皮膚所見のある群では、Bifidobacterium属の占有率が低い傾向にあり(p=0.080)、Peptoniphilus属の占有率が有意に高いことがわかりました(p=0.008)。さらに、種レベルで比較した結果、B. longumの占有率が有意に低いこともわかりました(p=0.024)。

2) 腸内細菌叢について (図3、4、5)

ベビースキンケアのパイオニアメーカー、株式会社ナチュラルサイエンスが新生児の皮膚状態が皮膚細菌叢および腸内細菌叢と関連があることを共同発表

ベビースキンケアのパイオニアメーカー、株式会社ナチュラルサイエンスが新生児の皮膚状態が皮膚細菌叢および腸内細菌叢と関連があることを共同発表

ベビースキンケアのパイオニアメーカー、株式会社ナチュラルサイエンスが新生児の皮膚状態が皮膚細菌叢および腸内細菌叢と関連があることを共同発表

皮膚所見の有無による腸内細菌叢(属レベル)を比較したところ、皮膚所見のある群では、Bifidobacterium属の占有率が有意に低いことがわかりました(p=0.020)。さらに、種レベルで比較した結果、B. longumの占有率が有意に低いこともわかりました(p=0.047)。また、皮膚所見のある群では、腸内細菌の多様性(Observed Species)が有意に低い結果となりました(p=0.038)。

■まとめ
新生児の皮膚状態と皮膚細菌叢および腸内細菌叢の関連性について検討した結果、皮膚所見(トラブル)の有無により、皮膚細菌叢および腸内細菌叢に有意な差が認められました。特に、皮膚所見(トラブル)が観察された児は、皮膚でPeptoniphilus属の占有率が有意に高く、Bifidobacterium属の占有率が低い傾向にあり、腸内でもBifidobacterium属の占有率が低く、多様性(菌種数)も低下していることがわかりました。これらの結果から、新生児期の皮膚状態は皮膚細菌叢および腸内細菌叢と関連している可能性が高いと考えられます。今後更なる関連性の検証や、生後早期からの皮膚細菌叢および腸内細菌叢ケアを目的とした研究を行っていきたいと考えております。

■参考
株式会社ナチュラルサイエンスとは
敏感肌スキンケアメーカーであるナチュラルサイエンスは、赤ちゃんと一緒に使える低刺激のスキンケアを中心に、肌本来の力を引き出すスキンケアやサプリメントなどの研究開発・販売を行っています。

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