ネパール料理店が開店前の店内を小学生の勉強場所に無料開放 夏休みに子どもにもワーケーションを!「カレー寺子屋」開催
ネパール料理店のカトマンドゥカリーPUJA吹田店(大阪府吹田市)は、夏休み期間中の小学生を対象にプチワーケーション体験として、勉強とランチを組み合わせたイベント「カレー寺子屋」を開催します。
勉強風景
【国も推奨するワーケーションが人気】
ワーケーションという働き方が話題です。ワーケーションとは仕事(work)と休暇(vacation)を合わせた造語で、普段の職場とは異なる環境で仕事をしつつ自分の時間を過ごすことを言います。ストレスの軽減やリフレッシュ効果、モチベーションの向上、業務効率の向上などが期待されています。
観光庁はワーケーションの定着に向けた取り組みを継続し、各地方自治体や旅行会社は様々なワーケーションプランを打ち出し集客を狙っています。また、福利厚生の一環としてワーケーションを取り入れる企業も増えています。
【子どもにもプチワーケーションで学習向上に】
ネパール料理店のカトマンドゥカリーPUJA吹田店では、この夏休みに子どものためのプチワーケーション体験として「カレー寺子屋」を企画しました。11時開店までの店内を小学生に宿題スペースとして開放し、大人のスタッフが見守る中子どもたちは宿題などに取り組みます。
勉強の後には、焼きたてのナンが食べ放題のカレーランチが食べられるお楽しみ付き。参加した子どもはランチ代が無料です。
7月28日の開催では、小学1年生から4年生までの9人の子どもが参加しました。集中して自主的に机に向かう子どももいれば、途中で集中が途切れてしまう子どもも。でも、周りを見渡して他の子たちが頑張っている姿に刺激を受けて、再び机に向かっていました。
食事風景1
【子どもの自主性を楽しく伸ばしたい】
参加したお子さんからは「家でやるよりはかどった」「いつもと違う場所で勉強したら集中できた」という声が多く聞かれました。また親御さんも「テレビやおもちゃなど誘惑するものがないので、勉強する環境としてはすごくいい」「この課題をやったらあとで大好きなカレーとナンが食べられると思って頑張れたみたい」など、いつもとは違う子どもの姿を見ることができたようです。
主催者より「カフェでノートパソコンを開いて仕事をする光景も当たり前になったように、大人は作業する場所を自分で決めてモチベーションや効率を上げています。
モチベーションや効率が上がるなら、子どもだって勉強する場所を家や学校だけにとらわれないで、自分で決めてもいいのではと思いました。