子育て情報『排便状態を把握し生活リズムを整える「うんちweek2023」小中学校で7日間の排便記録、便秘が疑われる小学生は 26.3%』

2023年12月25日 09:30

排便状態を把握し生活リズムを整える「うんちweek2023」小中学校で7日間の排便記録、便秘が疑われる小学生は 26.3%

特定非営利活動法人日本トイレ研究所(所在地:東京都港区、代表理事:加藤 篤)は、子どもの排便の実態把握を目的に、「うんちweek2023」にあわせて排便記録調査を実施し、全国の小学校112校12,307人・中学校12校1,258人の7日間の記録を集計しました。便秘が疑われる小学生は26.3%となり、早期の対策が求められます。

▼調査結果の詳細
https://toilet-magazine.jp/unchiweek#date

<主な調査結果>
●7日間のうち「排便があった日数が2日以下」は小学生9.0%、中学生8.7%
●7日間のうち便秘傾向の「硬い便が2回以上」出ていたのは小学生17.8%、中学生9.2%
最も多かったのは小学2年生・女子24.9%で、次に多かったのは小学1年生・女子24.6%
●便秘が疑われる児童(「排便があった日数が2日以下」と「硬い便が2回以上」のどちらかに該当するまたは、両方に該当する児童)は、26.3%。2021年から3年連続で20%を超えている

<調査概要>
●対象 :全国の小学校1年生~6年生および中学校1年生~3年生
●期間 :2024年10月~11月のうちの7日間
●方法 :郵送による配付・回収
●項目 :排便の有無および便形状
●有効回答:小学生12,307サンプル(112校)、中学生1,258サンプル(12校)
(回収した記録用紙のうち、未記入の日があるものを除く)
●実施主体:特定非営利活動法人日本トイレ研究所
※本調査では、小数第2位を四捨五入しているため、数字の合計が100%とならない場合があります
排便状態を把握し生活リズムを整える「うんちweek2023」小中学校で7日間の排便記録、便秘が疑われる小学生は 26.3%

[表1]排便のあった日数(2023、小学生)

排便状態を把握し生活リズムを整える「うんちweek2023」小中学校で7日間の排便記録、便秘が疑われる小学生は 26.3%

[表2]硬い便が2回以上出ていた児童(2023、小学生)

排便状態を把握し生活リズムを整える「うんちweek2023」小中学校で7日間の排便記録、便秘が疑われる小学生は 26.3%

[表3]便秘が疑われる児童(2021-2023、小学生)

<小児外科医・中野 美和子先生のコメント>(抜粋)
毎日排便していても、すっきり出せていない場合などは便秘の可能性がありますし、便秘症かどうかは、本来は便性や、排便しやすさなどと合わせて判断するべきものですが、今回の排便記録からの推測では、少なくとも8~9%、多く見積もると20%以上の児童が積極的な介入(生活習慣の調整、薬剤治療を含む)が必要な便秘症の可能性が高いといえます。小学生も中学生も、自らの排便状況には疑いを持たないことが普通で、治療したほうがよい便秘症でも、よほど強い症状がない限り自ら便秘を訴えることはありません。

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