子育て情報『不登校のお子さまのための学びの多様性を拡げるための制度 ICTを活用した「出席扱い制度」について第5回オンライン説明会を12/14(土)実施』

不登校のお子さまのための学びの多様性を拡げるための制度 ICTを活用した「出席扱い制度」について第5回オンライン説明会を12/14(土)実施

そのため、不登校の前段階にあたる「行き渋り」や「五月雨登校」を考慮するとその数はさらに多くなることが予測されます。

不登校のお子さまのための学びの多様性を拡げるための制度 ICTを活用した「出席扱い制度」について第5回オンライン説明会を12/14(土)実施

グラフ1

グラフ2はこれら不登校児童生徒の中でICT等を活用した学習活動を出席として評価された数です。2019年まではあまり活用がされていませんでしたが、2020年に利用者が大きく増加しました。その後2021年には利用者が1万人を超え2023年も同様に1万人を超えています。利用者の増加は以下の要因が考えられます。

・コロナによる不登校の増加。
・コロナによりオフラインの学習活動が困難になった。
・タブレットの配布などによるオンライン授業環境の整備。

・馴染みが少なかったオンライン授業への抵抗が少なくなった。

主にコロナをきっかけとした学習環境の変化がオンラインでの学習活動に大きく影響を与えました。

不登校のお子さまのための学びの多様性を拡げるための制度 ICTを活用した「出席扱い制度」について第5回オンライン説明会を12/14(土)実施

グラフ2

利用者が増加している出席扱い制度ですが不登校児童生徒数に対する割合ではまだ低い傾向にあります(グラフ3)。利用者が増加した2021年でも不登校児童生徒全体の4.7%しか活用できていません。この要因として

(1) 制度が認知されていない
(2) 出席扱い制度を活用して何ができるかわからない
(3) 制度を活用するまでの流れがわかりにくい

があると考えています。
次章以降で(2)(3)について解説いたします。


不登校のお子さまのための学びの多様性を拡げるための制度 ICTを活用した「出席扱い制度」について第5回オンライン説明会を12/14(土)実施

グラフ3

3:出席扱い制度を活用してできること
出席扱い制度を活用することで得られる学校の評価とは一般的に通知表(あゆみ)です。通学できていない場合「評定不能」という評価になります。しかし、出席扱い制度を活用することで評定で「1」の評価を得られる可能性が出てきます。さらに学校のテストなどを受けることで「2」「3」の評価を得られる可能性、「4」「5」に関しては実験や授業態度が関わってくるので学校の授業への参加が必要です。
このようにお子さまの頑張りが評価される出席扱い制度を活用することで以下のようなメリットがあると考えています。・評定がつくことによる選択肢の増加
公立高校など進路選択に評定が必要になる可能性が高いものが選択肢として選べるかもしれません。お子さまにとって未来の選択肢が増えることは社会的自立に向けての後押しとなり得ます。

・頑張りが目に見えることによる自信の増加
学校に戻ったり、進路を考えたりするときに、学校の授業に参加していないことでお子さまは多くの心配を抱えています(グラフ4)。

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