新開発の石突を全国の盲学校の子どもたちへ届けるため、4月17日までクラウドファンディングを実施
金沢大学は、新開発した石突(白杖の先端部分)を全国の盲学校の全ての児童生徒に届け、使ってもらうことを目的として、寄付額450万円を第一目標に「READYFOR」でのクラウドファンディングを2025年4月17日(木)まで実施します。
「READYFOR」クラウドファンディングサイト
https://readyfor.jp/projects/cane-tip-marathon

クラウドファンディングサムネイル
■クラウドファンディング実施に至った背景
特別支援学校の教諭は、大学で活動する教員とは異なり十分な研究費を獲得することがとても難しい環境です。企業としては、新開発の石突の顧客への広がりが不透明であることから製造ラインに乗せた商品化に消極的です。
このような状況が数年続いていましたが、今回クラウドファンディングの存在を知りました。多くの方々からの御賛同と御支援を頂きながら子ども達への支援を実現させることで、石突の商品化を視野に、今後の石突の安定した普及につなげたいと考えています。
■開発背景
特別支援学校の吉岡 学(よしおか まなぶ)教諭が、自らの研究から視覚障がいのある人が使用する白杖の先っぽ「石突(いしづき)」を開発しました。視覚障がいのある子どもたちは白杖歩行の練習をしますが、従来の石突がついた白杖では歩くことにも大きな不安があります。今回の新開発の石突は、路面状況の把握が優れおり「歩くのが楽しい」とテスト使用した子どもたちからの感想があります。
■特徴
*ヒアリング、研究、特許、受賞
新開発の石突が単にイイもの、と言っているのではなく、視覚障がいの方々からのヒアリング、性能をデータ化した研究により製作されており、特許の取得、人間工学グッドプラクティス賞最優秀賞を受賞した石突です。

人間工学グッドプラクティス賞最優秀賞
*路面状況把握、安全・耐久性、操作性・軽量化、保守・低コスト化を実現
現在、一般的に使用されるものに比べて、コストを含めて格段に各種性能がよくなっています。軽量化もできたことから、子どもたちにとっても扱いやすい石突になっています。

使用イメージ(点→面)
■リターンについて
3,000円 :お礼のメッセージ
メッセージには感謝を込めた画像をお送りする予定です。
50,000円 :ポストカード
特別支援学校の知的障がいの子どもが描いた絵をポストカードに。