2022年2月20日 15:00
泣き声がひときわ大きい赤ちゃんは甘えん坊の抱っこ好き
赤ちゃんの個性を知って育児に活かそう、困り事のヒントも見つかる
赤ちゃんとの生活の中で “どうして泣き止まないのだろう”と悩むこともあるでしょう。人には生まれもった個性があります。特に新生児室の赤ちゃんを観察した場合、寝ている赤ちゃんもいれば泣いている赤ちゃんもいて、生まれ持った赤ちゃんの個性が一番わかると言われています。キョロキョロと周りを見ていたり、泣き声がひときわ大きく手足をよく動かしている赤ちゃんがいたら、その赤ちゃんは甘えん坊。そんな甘えん坊タイプの赤ちゃんにおすすめの泣き止ませ方があります。
甘えたがりの赤ちゃんは泣くことで抱っこをアピール、人肌が大好きなタイプ
赤ちゃんは泣くことで自分の欲求を訴えます。お母さんはおむつが汚れているから泣いているのかな、お腹が空いたのかなと赤ちゃんの思いを少しずつ汲み取れるようになります。甘えん坊タイプの赤ちゃんがお腹も空いておらずおむつも汚れていないのに泣き止まないとしたら、それはお母さんに甘えたいサイン。このタイプの赤ちゃんはお母さんとのスキンシップが大好きで、抱っこをしてもらえると喜びます。お母さんの温もりが安心するのです。
大泣きなのに、抱っこをするとすぐに泣き止む理由は安心できるから
Rくんは生まれたときから泣き声の大きい男の子でした。布団に寝かせるとすぐ目を覚まして大泣き。ご機嫌なうちに家事をしようと少し離れると大泣き。
お母さんは思うように家事ができませんでした。先輩ママから「抱っこして泣き止むなら抱っこが好きな証拠。たくさん抱っこしたらいいよ。」とアドバイスをもらいました。それからは、泣いたら抱っこひもですぐに抱っこをして家事をするようにしました。するとRくんは抱っこをすると長い時間寝てくれるようになり、家事がしやすくなったそうです。
抱っこのメリット、お母さんからもらう安心感は自己肯定感の土台になる
抱っこ好きの子はお母さんと肌が触れ合っていることが大好き。体を触られることに敏感で、服の上から背中をなでるだけで落ち着く子もいます。安心感や信頼感が育つので、親子での触れ合いは多くしましょう。
0歳のときに十分にお母さんから愛情と安心をもらうと、自己肯定感が高められます。自己肯定感は自信の源、大きな壁にぶつかっても壁を乗り越えられる力となります。子どもが自立して生きていくために必要な力を、たくさんの抱っこで育みましょう。