性格が違えば行動が違う。その子らしさを見つけて伸ばす育児
性格によって行動が変わる。気になる行動は育て方ではなく性格のせい
皆さんのお子さんは一言でいうとどのような性格ですか?やんちゃで落ち着きがない?大人の言うことをよく聞いて手がかからない?それとも物静かでおとなしいタイプでしょうか。子どもの性格によってお母さんの心配事は大きく異なり、子育ての悩みや不安も性格が影響していることがほとんどです。中でも物静かで消極的なタイプの子を育てるお母さんは、子どもとの関わりを心配している場合が多くあります。
「育て方間違えたかな?」育児を頑張るからこそ将来が心配になるもの
年長さんのAちゃんは控えめなタイプ。ある日子どものイベントにお母さんと参加したときのこと。親と離れて子どもだけで作業をする場面がありましたが、Aちゃんはお母さんと離れられない様子。説得してなんとか参加できたものの、質問されてもモジモジして返事をしません。
Aちゃんよりも年下の周りの子は挨拶したり質問したりと意欲的に参加しているのに比べ、終始うつむき加減なAちゃん。そんな姿に「育て方が間違ってたのかな」とお母さんは落ち込んでしまいました。
子が伸びる環境は性格によって異なる。他の子と比べずその子に合わせよう
控えめなタイプの子は、初めての場所ではどうしても殻に閉じこもってしまいます。積極的な周りの子と比べると、どうしてモジモジするの?ともどかしい気持ちを抱くかもしれません。このタイプの子がその子らしさを発揮できるのは“慣れた環境”です。新しい場所に何度か通ったり仲のいいお友だちといっしょだったりすると、また違った反応を見せてくれるかもしれません。慣れるまでは時間がかかるものと割り切り、焦らず見守ってあげましょう。
みんなそれぞれ長所がある。いいところを伸ばせる接し方で自信をつけよう
このタイプの子は見た目の弱さとは異なり、心の中ではしっかりとした意思を持っています。お母さんが驚くような大きな夢や目標を抱き、それに向かってがんばることができるのです。まずは子どもが安心して心を開ける環境を整えてあげることが大切です。優しい先生が教えてくれる所や、自分のペースで取り組める習い事がおすすめです。子育てはできないことを克服させようとがんばるより、できることを伸ばしてあげると自信が持てるようになり、いずれ苦手なことも克服できるようになりますよ。
今日の1日1成長
他の子と比べないで!控えめな子は慣れるまで時間をかけてあげよう
子どもの行動力も1成長、お母さんの見守る力も1成長。