2歳は急な変更が苦手!“いつもと同じ”でお願いします!
イヤイヤ言って困らせてしまうこともあるけど、知能がメキメキ育っています
2歳はイヤイヤ期とも呼ばれる時期。自分の意思が出てきて成長を感じる反面、小さなことでもかんしゃくを起こすので、疲れてしまうお母さんもいるかもしれません。2歳は知能面が大きく発達し、日々の生活の中から自分なりに規則性を見いだすことができるようになります。しかし、まだ臨機応変な対応は困難。あわせて言葉も習得途中なので、自分の気持ちをうまく言葉にできないこともあります。そのため、しばしばかんしゃくとして感情が表現されるのです。
規則を見つける力が伸びる!大人の小さな変更も、子どもにとっては大問題
2歳のTくんは毎晩左からお父さん、Tくん、お母さん、妹の順番で寝ています。しかしその日は一番左側で妹が寝てしまったので、お母さんは順番を左右逆にしようと提案しました。それを聞いたTくんは猛反発。「いつもと同じ所じゃないと嫌!」と怒り出してしまいました。「お父さんとお母さんが隣なのは一緒だよ」と言っても全く聞く耳を持たないTくん。両隣が両親なのは変わらないのに、何でそんなに怒るのかとお母さんは不思議でたまりませんでした。
2歳は秩序が大切。自分の見つけた規則通りに事が進むと安心できる!
2歳は知能が大きく発達し、生活の中で自分なりに規則を見つけだせるようになります。
そのためこの時期は特に、規則性にこだわります。並ぶ順番も動作の順番も、何でも自分の見つけた規則通りだと安心できるのです。一方で状況に応じた対応はまだ難しいもの。自分の中で規則を見つけ「次はこうだ!」と信じているので、急な変更は状況を受け入れがたいのです。できる限り“いつもと同じ”を心がけ、違う動きになる場合は事前に伝えておくことでかんしゃくを減らせます。
かんしゃくは知能の発達の証「こう考えていたんだね」と考えを受け止めよう
穏やかに過ごすポイントは “いつもと同じ”と変更するならば“事前の説明”の2つ。それでも、かんしゃくを起こしてしまうこともあるでしょう。かんしゃくが続くとお母さんも疲れてしまうと思いますが、そんなときは見方をチェンジ。
「思考力が育ってる」とポジティブにとらえ「こう考えていたんだね」と考えを認めてあげましょう。考えや気持ちを認めてもらえると、反発心が和らぎます。
今日の1日1成長
2歳は“いつもと同じ”が安心。変更時は“事前の説明”でかんしゃくを減らそう
子どもの適応力も1成長、お母さんの受容する力も1成長。