心が元気に育つ秘けつは、ありのままの自分が愛されている実感
声かけ次第で大きく変わる。ポイントをおさえて自己肯定感を育てよう
最近“自己肯定感”と言う言葉がよく使われるようになってきました。自分はありのままでいいんだと、自分の存在自体を認める感情のことを言います。長い人生を生きていく中で“理想の自分”と違う場面はたくさんあります。でも自分の存在自体を認めることができていれば、落ち込んでも立ち直ることができるのです。子どもの自己肯定感は掛ける言葉を一工夫するだけで、ぐっと育むことができます。
悪い行為は叱ってOK、プラスで「どんなあなたでも大好きだよ」と伝えよう
6歳のRちゃんには4歳の弟がいます。Rちゃんが人形で遊んでいると、弟が手を伸ばしてきたので、体当たりをして転ばせてしまいました。
その様子を見ていたお母さんは「押したら危ないでしょ!」とRちゃんのことを叱りました。その夜Rちゃんはぼそっと「お母さんに嫌われちゃった」とつぶやきました。理由を聞くと「さっき優しくできなかったから」と返答があり、お母さんは自分の対応が悪かったのかと反省しました。
素直な心を持つ子ども時代、たくさんありのままのあなたが大好きと伝えよう
子どもはとても素直です。「大好きだよ」と伝えると、そのまま受け取ることができます。一方で怒られた、悪いことをしてしまった、など小さなことで嫌われたと思い込んでしまうこともあります。「どんな○○ちゃんでも大好きだよ」という言葉は子どもの存在自体を認め、ありのままを愛していると伝えられるメッセージ。繰り返し伝えることで「どんな自分でも価値がある」と自分の存在を認めることができるようになり、自己肯定感が育ちます。
どんな自分でもお母さんは好きでいてくれると実感できると心が丈夫に育つ
どんなに大切に思っていても、思っているだけでは十分には伝わりません。ぜひ日ごろから言葉で愛情を伝え、自信を育ててあげてください。普段から心がけていれば、ついイラっとして怒ってしまっても「お母さんに嫌われた」と不安を感じることはなくなります。どんな自分でもお母さんは好きでいてくれると信じることができると、将来的に困難なできごとが起きても自分で乗り越え、挑戦していけるようにもなりますよ。
今日の1日1成長
良いこと悪いことどんなときも「どんな○○ちゃんも大好きだよ」を伝えよう
子どもの自分を受け入れる力も1成長、お母さんの表現力も1成長。