愛あるセレクトをしたいママのみかた

「俺なら手放さない」仕事に没頭しフラれた女性を慰める上司。しかし…二人の関係は最悪の結末を迎えることに。

愛カツ
仕事やプライベートでつまずいて、心が弱っているときに、優しく声をかけてくれる人がいたら、ついその温かさに惹かれてしまうことってありますよね。頼れる人がいるのは心強いけれど、その優しさが思わぬ落とし穴になることもあります。気づけば、自分だけではどうすることもできない状況に陥ってしまい、大切なものを失うことにつながることも。今回の体験談は、そんな心の揺らぎと、その先に待つ後悔について深く考えさせてくれます。すべてが上手くいかない…今の会社に入社して3年が経つのに、私はまだまだ初歩的なミスばかり繰り返していました。今週に入って、もう何度目だろう。上司に厳しく指摘されるたび、自分は何をやっているんだろう、と情けなくなります。優しい先輩にまで、こんな私では愛想を尽かされてしまうんじゃないか。
そんな不安が、いつも頭の中を駆け巡っていました。しかも、その頃はプライベートでも大きな問題を抱えていました。少し前に彼に振られたばかりで、そのショックからなかなか立ち直れずにいたのです。彼からは「仕事ばっかりで全然会えないような彼女じゃ冷めるわ」と言われてしまって。仕事もプライベートもうまくいかず、集中できないことが頭をよぎってばかりで本当に最悪の状況でした。そんなある日、先輩が私に声をかけてくれました。「この後空いてる? 俺も言いすぎたし、お詫びに飲みにでも行くか?」突然の誘いに、私は驚きと戸惑いを隠せませんでした。まさか先輩が私の落ち込みに気づいてくれているなんて、と嬉しさが込み上げてきました。
しかしふと先輩の左手の薬指に指輪が光っているのが見え、先輩は結婚しているんだと言い聞かせました。「どうかした?」と先輩に尋ねられ、私は慌てて「いえ!」と答えました。仲が深まる2人
「俺なら手放さない」仕事に没頭しフラれた女性を慰める上司。しかし…二人の関係は最悪の結末を迎えることに。
居酒屋で、私は先輩に今日までの辛い出来事を洗いざらい話しました。元彼に振られたこと、仕事でミスばかりしていること、自分の不甲斐なさ、我慢していたものが一気に溢れ出し、私は泣きながら話し続けました。先輩は黙って聞いてくれ「俺なら絶対手放さないけどな」という言葉は、私の心を強く揺さぶりました。それから、先輩と飲みに行くことが徐々に増えていきました。お互いの仕事の愚痴やプライベートの話を打ち明け合ううちに、私たちは一線を越えて浮気関係になってしまったのです。先輩の奥さんが旅行中で家にいない日に、私は先輩の家へ行ってしまいました。
しかし、その関係は長くは続きませんでした。ある日、会社に先輩の奥さんから送られてきた写真がばらまかれたのです。そこには、私と先輩が二人でいる写真が何枚も写っていました。奥さんは会社にも連絡し、事態はあっという間に広まってしまいました。「どういうことか説明してくれる?」そう問いただされたとき、もう何もかも終わったと思いました。結局、私と先輩は会社を退職することになり、先輩の奥さんからは慰謝料も請求されました。全てを失い、今は本当に後悔しています。あのとき、一人で抱え込まず、もっと他の方法で苦しみを乗り越える選択ができていたら。
そう思わずにはいられません。最後に仕事での失敗や、恋愛でのつまずき。誰もが人生の中で、心が弱ってしまう瞬間を経験することがありますよね。そんなとき、優しく声をかけてくれる人がいたら、ついその温かさにすがってしまいたくなる気持ちになることもあるでしょう。しかし、その一時の心の隙間が、思いもよらない危険な誘惑に繋がってしまうこともあるのです。安易な選択が、取り返しのつかない後悔を招いてしまうことも。この体験談が教えてくれるのは、苦しいときこそ、自分の心の状態と冷静に向き合うことの重要性です。寂しさや不安から、一時的な感情に流されてしまう前に、立ち止まって考える勇気を持つこと。
もし今、仕事や恋愛などの理由であなたが心のどこかに寂しさや不安を抱えているなら・感情的になっているときは重要な決断を避け、本当にそれが長期的に自分にとって良い選択なのかを考える。・好きな音楽を聴く、温かいお風呂にゆっくり浸かる、美味しいものを食べる、質の良い睡眠を取るなど、自分自身を甘やかす時間を作る。あなたの心が、穏やかで前向きな未来へ向かうことを心から願っています。※愛カツ編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています

提供:

愛カツ

この記事のキーワード