家事分担を巡り夫婦で口論⇒2日間“冷戦状態”に!?しかし3日目の夜【謝罪ではない】妻からのメモに…夫の意地が消える。
夫婦関係において、意見の衝突は避けることのできないものです。しかし、その後の対応次第で、関係はより強固なものにも、あるいは冷え切ったものにもなり得ます。お互いに意地を張ってしまい、仲直りのきっかけを失ってしまうという問題は、直面しやすい悩みではないでしょうか。言葉に出して謝罪することが難しいとき、どのようにしてその溝を埋めればよいのか、そのヒントを探る体験談を紹介します。謝罪の言葉ではないメモ僕たち夫婦は、ささいなことで口論になると、お互いに意地を張り、長い間沈黙になってしまうのが常でした。つい先日も、家事の分担がきっかけで口論となり、そこから2日間、家庭内は冷戦状態に。家にいてもまったく気が休まらず、このままではいけないと頭ではわかっているのに、どうしても自分から謝る気にはなれませんでした。そんな気まずい空気が続いていた3日目の夜。
仕事から帰ると、食卓の上に妻からのメモが置いてありましたが、謝罪の言葉ではありません。「あなたの好きなアイスクリームを買っておいたよ。冷凍庫に入っています」と、ただそれだけが書かれていて…。その短い文章を読んだ瞬間、僕の意地や怒りはすっと消えていきました。直接謝るのではなく、相手の好きなものを用意するという小さな優しさが、どんな言葉よりも心に響いたのです。アイスクリームを食べた後、僕から「この間はごめん」と切り出すと、妻も素直に謝ってくれました。それ以来、僕たちの間では「ケンカをしたら、相手の好きな食べ物や飲み物をそっと差し出す」というのが暗黙の仲直りのルールになりました。真正面から謝罪の言葉をぶつけ合うのが難しいときこそ、こうした小さな思いやりが、固くなった心を溶かすきっかけになるのだと実感しています。
(38歳/男性)最後にケンカの後、言葉で謝罪することが難しいとき、その沈黙を破る糸口は思いもよらないところにあるのかもしれません。なかなか素直になれないと感じたときには、ぜひ言葉に頼らない優しさの表現を試してみてください。体験談の夫婦のように、相手が好きな飲み物を黙って食卓に置く、さりげなくお菓子を差し出すなど、あなたなりの方法で愛情を伝えてみましょう。そうした行動が、きっとお互いの意地を解き放ち、再び心を通わせるきっかけとなるはずです。※愛カツ編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています