夏休み中…遠方の義実家まで6時間ドライブ!しかし、帰り際に渡された【予想外のお土産】で”車内”はパニック状態!?
帰省や訪問の際に義実家と関わる中で、相手の善意が予期せぬ負担となってしまう経験はありませんか。相手にとっては良かれと思っての行動が、こちらにとっては少し困った状況を生み出してしまうことも少なくありません。心遣いは大変ありがたいものですが、そのすれ違いが後々まで心に残ってしまうことがあります。今回はそんな義実家との間で起きた、ある夏の日の体験談です。帰り際に渡されたのは…私たちの自宅から夫の実家までは車で約6時間。小さな子どもを連れての長距離移動はそれだけでも大変でしたが、久しぶりの帰省ということで覚悟を決めて出発しました。数日間義実家で過ごし、帰り支度をしている際に義父から「お土産にこれを持って帰れ」と渡されたのは、なんと生きているカブトムシだったのです。ケースに入ったカブトムシを「夏といえばこれだろう」と得意げに差し出され、私たちは断る間もなく半ば強制的に受け取るしかありませんでした。
私は一瞬固まってしまい「え、これを6時間も車に乗せて帰るの?」と真っ先に不安を感じました。帰り道、本来なら観光地やサービスエリアに寄り道して楽しむ予定でしたが、生きものを抱えている以上どこにも寄れません。「暑さで死んでしまったらどうしよう」と気が気でなく、車内の温度管理に必死になっていました。息子に途中で「アイス食べたい」とお願いされても「ごめん、カブトムシがいるから寄れない」と答えるしかなく、せっかくの夏休みの帰り道は一気に地獄絵図に変わりました。しかも私と息子は昆虫が得意ではなく、後部座席から時折聞こえるガサガサという音にパニック状態。6時間の帰路が普段の倍に感じられるほど長く、正直「なぜこんな思いをしなければならないのか」とイライラが募りました。義父に悪気がなかったのはわかりますが「せめてお菓子とかにしてほしかった…」と心の底から思った出来事です。今でも夏休みが近づくと、あの“カブトムシ帰省”を思い出しぞっとします。
(36歳/女性)最後に相手からの善意が、ときに予期せぬ負担となってしまう。このような場面では、相手に悪気がないからこそはっきりと断ることもできず、複雑な気持ちを抱えてしまうものです。しかしこうしたすれ違いは、少しの工夫で未然に防げる可能性があります。そのため、お互いをより深く理解するためのコミュニケーションは大切です。たとえば、事前に「実は虫が少し苦手で」と伝えてみたり、逆に「この種類のお菓子が大好きなんです」と好きなものを会話の中でさりげなくアピールしたりすることも一つの方法です。心地よい関係を育むために、まずは自分から小さな情報を発信してみてはいかがでしょうか。※愛カツ編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています