【38.5℃】の妻を置いて…夫が娘と旅行へ!?しかし到着すると⇒「え!?」娘にまさかの“異変”が…!
初めての家族旅行はみんなが心待ちにする特別なイベント。計画中のワクワク感、当日への期待感に胸が温かくなる方も多いでしょう。しかし、そんな家族旅行につきものなのが、突発的な体調不良やトラブルです。今回は、念願の旅行でトラブルが起きた家族の体験談を紹介します。トラブルに見舞われたとき、何を軸に考え、乗り越えればいいのか。家族の絆をより深めるためのヒントが隠されているお話です。初めての家族旅行娘が中学生の頃の話です。まとまった休みが取れた私と妻は、一家で“初めての家族旅行”を計画していました。
そして旅行当日。妻の希望通り、娘を連れて初めての家族旅行に来ました。ところがホテルに到着すると…。今度は娘が「気持ち悪い」とつらそうな様子で、私は思わず「え!?」と声を上げました。
「3人で旅行なんて初めてだね!」と嬉しそうな娘。私が「今まで仕事が忙しかったもんな」と言えば妻も「あまり一緒に遊べなくてごめんね」と、娘に申し訳なく思っていた気持ちを伝えました。それでも「パパもママもお仕事頑張ってたもん」と優しく返してくれるような、共働きに理解ある娘だったのです。そして旅行の前日。「海に行ったら遊覧船に乗りたいでしょ?」「それから神社にも行きたいし…」と、明日が待ちきれない様子の娘。私が「明日早いんだからもう寝なさい」と声をかけても「わかってる。あ、美術館もあるって」など、本当に楽しみなんだなぁと感じるひと幕がありました。そのとき、妻がふらふらしながらリビングへ。
娘が気づき「ママどうしたの?顔赤いよ」と言うと、妻も「ちょっと身体が熱くて…」と自覚があったようです。熱を測ったところ38.5℃の高熱。深夜の緊急外来に連れていき点滴を打つ妻に、私は「明日の旅行はキャンセルしよう」と提案しました。しかし妻は「娘も楽しみにしていたし」「心配だけどキャンセルはもったいないし」と言うので、私はその思いを汲み取り「…わかった」と返事をしたのです。娘を連れて旅行へ
ホテルのフロントで病院の場所を聞き、急いで娘を病院へ。病室のベッドで横たわる娘に「38.5℃だって。興奮しすぎちゃったかな」と言うと、申し訳なさそうに「ごめんねパパ、旅行楽しみだったのに…」と謝る健気な娘。「また来ればいいよ」「それよりも具合のほうが心配だよ」「もう少しで休めるからな、がんばれ」とできる限りのフォローをしつつ、私たちは急きょ旅行を取りやめ自宅に戻ることにしたのです。帰宅後、私は娘を寝かせると寒気がしてしまい…熱を測ると38.5度でした。初めての家族旅行はトラブルだらけになってしまいました。その1年後、私たちは前回の反省を活かして、旅行をリベンジしました。最後に旅行が中止になったことは残念ですが、お互いを気遣い支え合った時間は、何ものにも代えがたい「家族愛」という財産になったはずです。
この経験を「失敗」と捉えるのではなく「家族の健康と安全を最優先する」という大切な教訓を得た機会と捉え直すことができれば、前向きな力に変えられます。そして、大切な家族の思い出作りの機会を無駄にしないため、準備段階から「予備計画」を意識することも重要です。具体的には『体調に異変を感じた時点で無理をせず、計画の変更や延期を冷静に判断する勇気を持つ』こと。そして『旅先での緊急連絡先や病院の情報を事前に調べ、家族の健康状態を確認し合う習慣をつける』こと。大切なのは「楽しみを優先させる」「何が何でも予定を遂行する」ことではなく『家族全員が心から楽しめる』ことを目指し柔軟に対応する姿勢です。ここがブレなければ、きっと“かけがえのない家族の思い出”が作れるでしょう。※愛カツ編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています