「周りに笑われてるよぉ…」4歳娘の映画館デビューで、母が赤面した話。
子どもの映画館デビューは、親子にとって特別なイベント。しかし、なによりも周囲への配慮が気になる点です。今回は4歳の娘の映画館デビューで、予期せぬハプニングに見舞われた母親の体験談を紹介します。子どもの純粋な気持ちとマナーの間で揺れる親心を覗きながら、心に残る思い出作りのヒントを見つけていきましょう。娘が映画館デビュー娘が4歳の頃の話です。リビングでテレビをみていた私たち。娘が大好きな映画の番宣が流れてくると、目を輝かせて「見たい!見たい!」と言ったので、映画館に行くことを提案。娘は「映画館わーい!」と飛び跳ねるように喜んでいました。
見に来た映画の、前作のテーマ曲が流れたその瞬間…「ララー♪あぁ〜ララ〜♪」と、娘が突然、大声で熱唱し始めたのです。「あっ、ちょっと!シーッだよね!?」と、慌てて注意がおかまいなし。周囲からクスクスと笑い声が聞こえてきて、私は赤面。恥ずかしいを通り越して、冷や汗が止まりませんでした。最後に子どもの行動にヒヤリとしながらも、心から喜んでくれている姿を見ると愛おしい時間となるもの。初めての体験にはハプニングがつきものと捉え、柔軟な姿勢で臨むことが大切です。
そして迎えた当日。「今日はついに映画館に行くよ!」「やったー楽しみ!」そんな会話を交わしたものの…。暗いけど大丈夫かな最後まで飽きずにみられるかな途中でトイレに行きたいと言い出すかも…など、私は内心、不安でいっぱいでした。映画館に到着した私たちはチケットを購入し、いよいよ大きなスクリーンのあるお部屋へ。娘は待ちきれないのか、終始、楽しそうな鼻歌を歌っていました。席に着いてからも「まだかなー、いつ始まるかなー」と待ちきれない様子。私が「たくさんの人が一緒にみるから、静かにしてようね」とマナーを教えると、娘も「うん!わかった!シーッするね」と、すんなり理解してくれたようでした。スクリーンに宣伝が映し出されると「あっ、なんか出てきた!画面大きい!!」と娘は嬉しそう。
「まだ映画は始まらないけど、まずは宣伝だから見てようね」と話しかけると、娘は熱心にスクリーンを見ていました。この感じなら問題ないかな…と私は少しホッとして、いい映画館デビューになりそうかもと思った矢先…事件は起こったのです。娘が突然!?
大切なのは「事前の練習」そして「行動の具体化」です。たとえば自宅で映画をみる際「ここは静かに座って観る時間だよ」「大好きな曲でも声を出さずに楽しもうね」といったシミュレーションを親子で練習するとよいでしょう。また映画館に行く前は「お口にチャックしてみるんだよね」など合言葉を決めておくのも有効です。子どもが楽しく、かつ周囲に配慮しながら映画鑑賞できるよう、座席での過ごし方を一緒に練習したり、マナーを守れたらたくさん褒めたりと、ポジティブな動機づけを工夫してみましょう。親子にとって映画館が「また来たい」と思える特別な場所になるよう、小さな一歩から試してみてください。※愛カツ編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています