「始まるがあるものには、いつか終わりがある」
そんな当たり前の事に驚きと、寂しさを強く感じるようになったのは、
きっと娘の成長の速さゆえ。
初めての育児に追われ、慌ただしくも毎日が宝物のようだった日々。
気がつくと娘はもう年中さんの年に。
あのぷにゅぷにゅした太ももも、
落ちそうなホッペもなくなり、
今は身長の伸びに体重が追いつかず、すっかり細身の体型に。
「いつか驚くほど荷物が軽くなる日は突然くるよ!」
と先輩ママから宣言されていた通り、パンパンだった私のバッグからは
離乳食セットがなくなり、
オムツセットがなくなり、
着替えセットがなくなり、
持ち歩きのおもちゃも、絵本も、スタイも、すっかりなくなった!
気がつくと、娘のオヤツと水筒、ハンドタオルにウェッティ程度。
それもほぼ娘が自分のリュックで持ち歩くので、私のバッグはスカスカに。
荷物軽減のため気がつくと自分の荷物は、
この4年でお財布に携帯、リップクリームぐらいに。
「あれ?私は普段何を持ち歩いていたんだろう?」
としばしの自問自答。
ああ、そうだ。
私のバッグにいつもあったのは何かしらの本。
気がつくとこの数年、ライフワークだったはずの読書もろくにしていない。