【佐々木奈美の「子どもといっしょにトトノエル」】 第5 回 ゲームでお片付け習慣をつくる
こんにちは。整理収納アドバイザーの佐々木奈美です。
わが家の子どもたちは、高校1年、中学1年、小学3年の男の子3人兄弟です。年がそれぞれ3つと4つ離れていますが、子どもたちはとても仲がよく、3人共通の楽しみであるゲーム時間が私たち家族の団欒の時間となっています。
争いもなく、家族と楽しく過ごせる、憩いの時。毎日使うゲーム機は、子どもたちが自分のお小遣いで揃えた大切なものです。だから、私は子どもたちのために、ゲームにとっておきの居場所をつくっています。
物を大切に扱うということ。
“収納”とは、空いたスペースに入るだけの物をぎゅうぎゅうに詰め込むことでしょうか? それとも、汚いものが表に出ないように、隠しておくことでしょうか? いえ、私はそうは思いません。
“収納”とは、日々を共に歩む大切な物たちを、大切に収め、大切に使い続けるためにあるのだと思っています。だから、“物にも住所を”というのですよね。
物にもきちんと居場所を与え、粗末に扱わない関係を保つこと。私は、片付けを通して、子どもたちに物や人との距離感や関係性を教えることができると思っています。
―大好きなゲームで遊んだ後は、必ず責任を持って元の場所へ片付けること。