【ウマ~】ほっこり可愛い「春ごはん」レシピ
都内でWebディレクターとして働きながら、毎朝5時に起きてお弁当づくりを続ける柚木 涼子(ゆのき りょうこ)さん。著書『四季を楽しむ丸の内弁当』には、栄養バランスはもちろん、おかずの色合いや詰め方、お弁当を包む布の選び方など、食事そのものをコーディネートする柚木さんのお弁当愛がぎっしり詰まっています。
出張が続いたり、帰宅が遅くなったりと忙しい日々だからこそ、「おいしいもので心も体も満足したい」と話す柚木さん。
「高層ビルが立ち並ぶ都心で日夜仕事をしていたら、どうしても季節を感じることは難しい。でも、食材を通じてなら、スーパーに行くだけで季節の変化に気づかされます。身近で手軽に、『春が来たな』と感じながら、お腹もいっぱいになる。こんな素敵なことはありません」
そう笑顔を見せる柚木さんに、お弁当にもオススメな“春に食べたいご飯&パンのレシピ”を聞きました。
<春のうまみギッシリ>空豆ごはん
空豆の鮮やかな黄緑色を生かすには、塩味がオススメ。
茹でた空豆を後からごはんに混ぜるので、お弁当もキレイに盛り付けられます。
【材料】
米:2合
空豆:適量
調味料
-塩:小さじ1、酒:大さじ2
【作り方】
1.空豆はかために塩ゆでし、皮をむいておきましょう。
2.米をといで、30分ほど水に浸します。
3.米の水をきって炊飯器へ。塩と酒を入れたあと、通常の水加減で炊きます。
4.ごはんが炊けたら、空豆を入れて10分蒸してください(保温を切り、余熱で蒸します)。
5.全体を混ぜ合わせたらできあがり!
ほかにも、春を感じる炊き込みごはんといえば「筍ごはん」。
下茹でした筍、湯通しした油揚げをそれぞれ5センチの厚さに切って、ごはんと一緒に炊いたらできあがり。
お米2合に対し、薄口しょうゆと酒をそれぞれ大さじ2入れると、シンプルでやさしい味わいになりますよ。
<かんたん可愛い>ブロッコリーとソーセージの蒸しパン
蒸しパンなんてできるまで時間がかかりそう……と思いがちですが、実際に蒸す時間は13分。甘くないおかず蒸しパンなら、お弁当にも最適です。
【材料】
薄力粉:1カップ
ベーキングパウダー:小さじ1
卵と牛乳:合わせて110㏄
サラダ油:大さじ1
砂糖:大さじ2
塩:少々
ブロッコリー:小房を4個ほど
ソーセージ:3~4本
【作り方】
※生地づくりをしながら、蒸し器にあらかじめ蒸気を充満させておきましょう。
1.薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるいにかけます。
2. 卵と牛乳をよく混ぜ、そこに砂糖を加えてさらに混ぜます。
3. 2に1の粉を加えてさっと混ぜ、サラダ油を加えてください。
4.3の生地に、かためにゆでて細かく切ったブロッコリーと、5mmに輪切りにしたソーセージを混ぜます(飾り用にも少しとっておいて、あとで乗せましょう)。
5.プリン型にグラシンカップを敷いて、生地を流し入れます。膨らむので、7分目くらいがちょうどいいです。
6.蒸し器に入れて、中火で13分ほど蒸してください。
7.竹串で真ん中を指して、生地がついていなければできあがり!
たんぱく質もしっかりとれる春ごはん。
蒸し器からこぼれる湯気に心もほっこり落ち着きますよ。