「将来が不安」「貯金が足りない」心配ゴトが多いときはどうすれば?
私も、夫や子どもたちのことを考えると、死がとても怖いです。大切な人たちが死んでしまったらどうしようという不安にとりつかれて、眠れないこともあります。もしものときに備えて保険にも加入しましたが、根本的な解決にはなりませんでした。
だって、必ず死は訪れるんですから。死の確率を下げることは不可能です。だからきっと、そんな「いつか」を心配して、今から悲観に暮れるなんて意味がないのです。
限られた今という時間は、大切な人へ愛を注ぐことに使いましょう。そして、好きな人に好きと伝えて抱きしめられる今を、もっと大切にしましょう。
不確実な不幸より、確実な今を!
最後に、南米チリの作家エンリケ・バリオスの『アミ小さな宇宙人』という本から、一節を紹介したいと思います。
「起こらなかった問題やこれからも決しておこりもしない問題を心配して、頭を悩ませて生きていくのをやめて、もっと「いま」という時を楽しむようにしなくちゃ、と言っているんだよ。人生は短いんだ。もし現実に、何かの問題に直面した時はそれに全力であたって解決すればいいんだ。
~中略~
よく見てごらん!小鳥たちがなんのしんぱいもせずにとびまわっているのを、どうして、じっさい起こりもしないことに頭をなやませて、現在を犠牲にしなくちゃならないんだい?」