【5月22日】胸のなかの「悲しみ」が消えていく!5月の満月に咲き乱れる花とは?
その山は不死、「富士」と呼ばれるようになり、その煙はいまだ雲の中へ立ち上りつづけている、という物語。
どうしてかぐや姫は、二度と会うことができない帝に不死の薬をおくったのでしょう?
帝が生きていてくれたら、また会えるかもしれない。そんなわずかな希望をたくしておくったのでしょうか。男も女もせつない物語ですね。
【かぐや姫の悲しみ】竹の花は「死」のサイン
皆さんは、竹にまつわるちょっぴりこわい話があることをご存じでしょうか?
竹林はある一定の周期でいっせいに花を咲かせ、やがていっせいに枯れてしまうそうです。竹に咲く花は、その竹林の「死」を意味すると思うと、すこし背筋が寒くなりますね。
竹に花が咲くというのは非常に珍しいことから、「竹に花が咲けば凶年」と言われ、昔から恐れられていました。その周期は竹の種類によって異なると言われていますが、およそ60年から120年周期と言われています。
開花の周期や寿命など、竹にはまだまだ解明されていない部分が多いことから、神秘の植物と言われているんですよ。
「竹取物語」は、竹から生まれたかぐや姫が、月へと帰っていくという神秘の物語でした。かぐや姫という美しい花がもたらした、深い悲しみ。