【プロ指導】洋書の1ページみたい!イマドキ料理写真をスマホで撮る方法
4:サーブしている瞬間
Photo by 荒井康成
取り分けているシーンは、”あの人に美味しく食べてもらいたい”という気持ちが込められている瞬間。このとき、拳を握らず、指を伸ばし気味にしてもらうと上品な見た目に。
こちらも人物の顔は入れず、料理がしっかり見える位置にアングルを合わせ、あくまでも料理が主役であることを意識してください。サーブしているパスタを強調させたいので、ピントはフォークに合わせて。
写真ではグラスを2個写り込ませて、”相手がいる”ということをさりげなく表現しています。パーティでの盛り上がりや、一生懸命作った気持ちなど……。人の気配も入れることで、味以外の思い出も残すことができますよ。ちょっと手間はかかるけれど、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
【荒井康成】
日本初の料理道具コンサルタント。料理学校での講師、料理道具メーカーのフードスタイリング・デモンストレーション、食情報誌での執筆・監修などで幅広く活躍。
『ELLE a table』(Web版)では、ツールハンターYASUとしてコラム連載中。著書『ずっと使いたい世界の料理道具』(産業編集センター)