仕事帰りに立ち寄れる。ビギナー”落語女子”におすすめの落語スポット3
最近、落語がテーマのアニメやドラマが放送されたり、威勢のいい若手落語家がメディアに取り上げられたりして注目が集まり、落語会にたくさんの女性たちが足を運んでいます。
落語は、日常の失敗を笑い飛ばしてしまうようなエピソードが満載!落ち込んだときには、ちょっぴり気持ちが前向きになれるかも。
そこで、週末や仕事帰りにふらっと立ち寄りやすいおすすめのスポットを紹介します。新しい趣味を持ちたいという方は、是非一度訪れてみてはいかがでしょうか?
どこで聴けるの?
東京都内ですと、新宿や浅草などに落語がほぼ365日聴ける「定席(じょうせき)」と言われる会場が4か所あります。また、落語会は究極のところ座布団1枚あれば成立してしまうので、ギャラリーや蕎麦屋さん、銭湯、カフェなど、小さな会もたくさんあります。
今回は、初心者さんでもフラッとのぞける3か所をご紹介。
The落語の雰囲気!「新宿末廣亭」
Photo by 新宿末廣亭
その佇まいがなんとも雰囲気がある「新宿末廣亭」。界隈の居酒屋がお目当ての人も思わず立ち止まって、写真におさめるほど。
ここでは毎週土曜日、21時半から「深夜寄席」と題して、“二ツ目”と呼ばれる階級の若手落語家たち4人が週替わりで出演する会を開催しています。ワンコイン(500円)で、チケットのもぎりや終演後のお見送りまで、すべて出演者たちがまかなっているのも魅力ですね。
アルコール以外の飲食持ち込みOKなので、近くの「伊勢丹 新宿店」でお弁当を買って入るのもおすすめ。私は友人とレストランで食事をしてから、そのまま深夜寄席へ……という流れが好きです。
【新宿末廣亭】
住所東京都新宿区新宿3-6-12
電話03-3351-2974
落語女子から支持率高!「ユーロライブ」
Photo by ユーロライブ
「ユーロライブ」は、長年アート系の映画を配給・製作を手掛けてきたユーロスペース内にあるライブホールです。2014年11月のオープン以来、お笑い芸人のサンキュータツオさんがキュレーターを務める、「はじめての人でもフラッと入って楽しめる」というコンセプトの落語会「渋谷らくご」を開催しています。公演は、毎月第2金曜日から5日間、全10公演。平日は18時~19時と20時~22時、土日は14時~16時と17時~19時の各日2公演あります(1,200円~2,500円)。
出演者は、熟練のベテランから勢いのある若手落語家、講談師、浪曲師まで、タツオさん選りすぐりの注目芸人たちがずらり。
渋谷という立地とスタート時間のせいか、女子率高し。20時スタートの会ならば仕事帰りに、週末なら渋谷でショッピングをした後にでも「フラッと」立ち寄れます。もともと映画も上映できる会場なので、椅子がフカフカで幅広なのも、うれしいポイントですね。
終演後は、サンキュータツオさんのトーク(ちょっとした解説など)もあって、ライブ後の興奮を会場全体で共有できるのも◎。
【ユーロライブ】
住所東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F
電話03-3461-0211
落語を間近で聴ける!「らくごカフェ」
Photo by らくごカフェ
神保町駅からすぐのビルの一室にある「らくごカフェ」では、日中はカフェ(落語会で貸し切りの場合も)、夜は落語会が開催されています。店内の天井には、落語家たちの手ぬぐいや千社札が貼ってあり、お目当ての落語家の名前を探すのも楽しいですね。
カフェタイムに行けば、落語にまつわる書籍も閲覧しながらコーヒーで一服、なんてこともできます。
夜は落語会がほぼ連日催されていて、出演者もベテランから若手落語家まで多彩です。
「らくごカフェ」のおすすめポイントは、客席約50席のコンパクトな規模感!落語家さんとの距離が近く、マイクも通さずに話すので、その息遣いまでも聞こえてくる臨場感がたまりませんよ(前列だと汗も飛んでくるかも!?)。写真の高座にあがっているのは、人気落語家の春風亭一之輔師匠。
カフェのスタッフさんもとても気さくな方たちなので、落語会デビューの方にも安心です。
【らくごカフェ】
住所東京都千代田区神田神保町2-3神田古書センター5階
電話03-6268-9818(平日正午~午後6時)
喫茶店営業:月~金正午~午後6時(落語会で貸切の場合あり)
平日夜、土・日は演芸会を随時開催
定休日不定休
今週末は、落語会に足を運んでみてはいかがでしょうか。気分がリフレッシュするはず!
(トップ画像:新宿末廣亭)