【シェフの休日ごはん】ふんわり厚揚げを使ったインドネシア流おつまみって?
「シェフが休日に作る料理はきっと絶品のはず!」レストランで食事をしていて、そんな風に思ったことはありませんか?
そこで、プロがふだんからよく作る”お手軽レシピ”をこっそり教えてもらいました。しかも、 ANGIE世代が実践しやすいよう一人分の材料で!
連載第一回に登場していただくのは、東京・恵比寿のインドネシアダイニング「アンカサ(ANGKASA)」のバスティアン・ムントゥシェフ。
今回紹介いただいたのは、ビールのお供によく作るという”タフゴレンイシ”です。ぜひ、プロの味つけを自宅で再現してみて。
「タフゴレンイシ(Tahu Goreng Isi)」レシピ
中身をくりぬいた厚揚げに、野菜と鶏の挽肉を詰めた一品。
見た目以上に軽い食感で、さっぱりとした味わいだから、インドネシアでは前菜としてよく登場するそう。
本国では、豆腐に似た食材「タフ(Tahu)」が使われますが、代わりに厚揚げを使用します。
あふれるくらいに具材を詰めるのが、美味しくするポイントですよ!
Photo by 武蔵英介
【材料】(1人分)
厚揚げ豆腐・・・1丁
鶏の挽肉・・・50g
ニンジン・・・15g
青ネギ・・・5g
たまねぎ・・・20g
甘長唐辛子・・・1本
小麦粉(中力粉)・・・5g
卵・・・1個
塩・・・少々
サラダ油・・・適量
スウィートチリソース・・・適量
かいわれ大根・・・適宜
【作り方】
1.ニンジンは長さ5cmの千切り、青ネギは小口切り、甘長唐辛子とたまねぎは薄切りにしておきます。
Photo by 武蔵英介
2.厚揚げ豆腐を縦半分に切ります。その後、三角形になるように斜めにカットし、スプーンで中身をくりぬきます。くりぬいた豆腐も使うから捨てないで。
3.ボールに溶き卵と小麦粉を入れ、よく混ぜます。次に1と鶏の挽肉、2でくりぬいた厚揚げ豆腐を混ぜ合わせ、塩をふります。
Photo by 武蔵英介
4.2の厚揚げ豆腐の中に3を詰め、冷蔵庫で1時間ほど寝かして。冷やすことで、具材がこぼれにくくなります。
5.180度に熱したサラダ油で、4を2〜3分ほど揚げます。
具材がきつね色になり、竹串で中まで火が通っていることを確認して。
6.キッチンペーパーで余分な油を拭き取れば完成です。お好みでかいわれ大根をかざりつけても◎。スウィートチリソースにディップして召し上がれ!
「アンカサ」
Photo by 武蔵英介
5000種類以上もあるとされるインドネシア料理の中から、バスティアンシェフが厳選したもののみを提供。
各地の特産料理が月替わりで登場するため、食を通してインドネシアのカルチャーを存分に感じられるはず。
料理と相性のいいオーガニックワインや日本酒もあるから、ゆっくりと食事を楽しみたい方にもおすすめです。
Photo by アンカサ
人気料理は、インドネシア風焼き飯「和牛ナシゴレン(1,900円)」。国産の黒毛和牛が贅沢に使われた、ボリューム満点の一皿です。
【アンカサ】
住所東京都渋谷区恵比寿南1-11-1松本ビルB1
電話番号03-5724-3542
営業時間ランチタイム11:30〜14:30(L.O.14:00)
ディナータイム火〜土曜日18:00〜24:00(L.O.23:00)日曜日18:00〜23:00(L.O.22:00)
定休日月曜日
【レシピ製作:バスティアン・ムントゥシェフ】
Photo by 武蔵英介
ジャカルタ出身。ドバイやカリブ、バリなど、さまざまな地域のレストラン・ホテルで経験を積む。
アンゴラ共和国大統領のプライベートシェフも務め、2016年1月より「アンカサ」に。
(トップ画像:武蔵英介)