【シェフの休日ごはん】ちくわが主役!?インドネシアの激ウマバーガーの作り方とは
「シェフが休日に作る料理はきっと絶品のはず!」レストランで食事をしていて、そんな風に思ったことはありませんか?
そこで、プロがふだんからよく作る”お手軽レシピ”をこっそり教えてもらいました。しかも、 ANGIE世代が実践しやすいよう一人分の材料で!
連載第2回に登場していただくのは、東京・恵比寿のインドネシアダイニング「アンカサ(ANGKASA)」のバスティアン・ムントゥシェフ。
今回ご紹介いただいたのは、ビールのお供によく作るという”リリットバーガー”です。小判サイズだけど、食べ応えは満点。ぜひ、プロの味つけを自宅で再現してみて!
「リリットバーガー」レシピ
ハンバーガーのパティのような形をしていますが、使っているのは主にちくわと野菜だけ!ピリっとしたショウガがアクセントになっているため、夏にぴったりですよ。
調理しやすい”ちくわ”にしましたが、白身魚やエビのすり身を使い、ライムリーフを刻んでタネに入れると、さらに本格的な味になります。
Photo by 武蔵英介
「リリット(LILIT)」とは、 焼き鳥のつくねのようなインドネシア料理のこと。本国では肉をスティック状のレモングラスにくっつけますが、今回は日本人でも食べやすいようにレモングラスは刻んで入れます。
【材料】(1人分)
ちくわ・・・4本
卵黄・・・1個
小麦粉(中力粉)・・・10g
レモングラス・・・10g
甘長唐辛子・・・10g
にんにく・・・5g
エシャロット・・・10g
ターメリック(粉末タイプ)・・・少々
ショウガ・・・2g
塩・・・少々
ライム・・・1/2個
サラダ油・・・大さじ2
パクチー・・・適宜
スウィートチリソース・・・適量
【作り方】
1.ちくわは輪切りに、にんにくは潰し、エシャロットとレモングラスとショウガと甘長唐辛子もブレンダーで撹拌しやすいように刻んでおきます。
2.ちくわをブレンダーで撹拌します。ちくわを取り出した後、にんにく、エシャロット、レモングラス、ショウガ、赤唐辛子も撹拌。
ブレンダーがない場合は、すべてを細かくみじん切りにしてもOKです。
Photo by 武蔵英介
3. ボウルに卵黄と小麦粉を入れ、よく混ぜます。その後、ボウルに2、ターメリック、絞ったライム汁、塩を入れてよく混ぜます。
Photo by 武蔵英介
4.3を丸めたら、冷蔵庫で1時間ほど冷やします。冷やすことで、形が崩れにくくなります。
5.フライパンにサラダ油を中火で熱し、たねを並べ入れます。両面をきつねいろになるまで焼きます。このとき、フライ返しでおさえて平な形にして。焼けたら、余分な油をキッチンペーパーでふきとりましょう。
6.器に盛り、お好みでパクチーを飾りつけたら完成!スウィートチリソースをディップして召し上がれ。
「アンカサ」
Photo by 武蔵英介
5000種類以上もあるとされるインドネシア料理の中から、バスティアンシェフが厳選したもののみを提供。
各地の特産料理が月替わりで登場するため、食を通してインドネシアのカルチャーを存分に感じられるはず。
料理と相性のいいオーガニックワインや日本酒もあるから、ゆっくりと食事を楽しみたい方にもおすすめです。
Photo by アンカサ
人気料理は、インドネシア風焼き飯「和牛ナシゴレン(1,900円)」。国産の黒毛和牛が贅沢に使われた、ボリューム満点の一皿です。
【アンカサ】
住所東京都渋谷区恵比寿南1-11-1松本ビルB1
電話番号03-5724-3542
営業時間ランチタイム11:30〜14:30(L.O.14:00)
ディナータイム火〜土曜日18:00〜24:00(L.O.23:00)日曜日18:00〜23:00(L.O.22:00)
定休日月曜日
【レシピ製作:バスティアン・ムントゥシェフ】
Photo by 武蔵英介
ジャカルタ出身。ドバイやカリブ、バリなど、さまざまな地域のレストラン・ホテルで経験を積む。
アンゴラ共和国大統領のプライベートシェフも務め、2016年1月より「アンカサ」に。(トップ画像:武蔵英介)