「音風水(おとふうすい)」愛が深まる・運気が高まる!花火の楽しみかた【7月28日〜8月1日】
「ココロ」でも感じられる花火
カラダじゅうに響く、打ち上げ花火の華やかな音もいいですが、線香花火の「パチパチパチ」という消え入りそうな音もまた、味わい深いものがありますね。
線香花火の短い一生には、それぞれ名前があります。火をつけると、命が吹き込まれたように火の玉が大きくなっていく姿は、花を咲かせる前の「蕾(つぼみ)」。「パチッパチッ」と火花が散りだす姿は「牡丹(ぼたん)」。やがて勢いを増して飛び散る火花は「松葉」。そして火の花が一本、また一本と落ちてゆく「散り菊」。
「夏の思い出は?」と聞かれて、恋人や友人と楽しんだ線香花火をあげる人も多いのではないでしょうか?
しゃがみこんで、身を寄せ合いながら線香花火に火をつける。やわらかな火灯りに照らされて、「パチパチパチ」というかすかな音にふたりで耳を傾けるひととき。
恋の花も咲くかもしれません。気になっている人がいるならぜひ、この夏一緒に線香花火を。
「わび・さび」をたのしむ余裕を。
じつは、夜空に火の花がパーッと開いたときより、スーッと消えた後のほうが、人の脳波がリラックスするといわれているそうです。花火の美しさは、消えゆくところにありますね。