「倉敷意匠計画室」は、そんな手仕事の伝統が残る岡山のブランドです。
素材を大切にし、もの作りの過程とそこで生まれる風合いを独特の個性として磨き上げた製品を生み出しています。日用品として毎日使われることで、より美しく育っていくようなものを目指しているそう。
Photo by ZUTTO
この「化粧ボックス」(12,200円)もまさにそんな一品。無垢材を使用し、使い続けることで色味や風合いの変化が楽しめます。
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木を削り出してパズルのように組み合わせる伝統的な木工技術「石畳組み接ぎ」で作られており、頑丈な仕上がりに。
また、削ぎ落とされたデザインと実用性を持ち合わせた「シェーカー様式」も魅力の一つ。「シェーカー様式」とは、18世紀後半から19世紀にかけてアメリカのシェーカー教徒によって確立された様式で、自給自足による共同社会で装飾性を排した簡素な暮らしをしていた彼らの生活スタイルを反映しています。直線的で、シンプルかつ機能的な構造が特徴です。
「日本の伝統的な意匠を思わせるような作り方ではあるものの、極力シンプルに作られているので、部屋のインテリアや置き方によっては海外のもののようにも見えて、現代の生活シーンにも合います」