蒸れ知らず!浴衣を涼しく着る超簡単な裏ワザって?
浴衣のシーズン到来!でも、今年の夏は、観測史上最も暑かった2010年と海や大気の状況が似ているとのことで、猛暑の予感……。
そこで、そんな暑さに負けずに涼やかに浴衣を着こなすための、ちょっとしたアイデアをご紹介します。
肌着を着る
1枚でも少ない方が涼しいはずと、肌着を着ないのはむしろNG。汗が直接浴衣に染みて、素肌にくっついて不快なだけでなく、浴衣を傷めてしまいます。
きれいに着こなすためにも、上半身だけでなく下半身もカバーできる肌着を選びましょう。スリップタイプのものや短めのハーフパンツを着用することで、下着が透けてしまうのを防げ、汗で浴衣が太ももにまとわりつくこともありません。
吸汗速乾性の高い素材を選べば、より快適に浴衣ファッションが楽しめます。
脇の下を紐で縛る
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脇の下を紐で少し強めにしっかり縛ると、脇や顔の汗を抑えることができます。
これは「半側発汗」という、皮膚圧反射の一つを利用したもの。体の圧迫されている側の汗が減り、反対側の汗が増えるので、脇より上の汗を抑えることができます。
京都の舞妓さんもこの原理を用いて、顔汗対策をしているそう。化粧崩れも防ぐことができるのも嬉しいですね!ずっと紐で縛っているのは窮屈という人は、応急処置として顔汗や脇汗を抑えるツボを覚えておくのもいいでしょう。
「屋翳(おくえい)」
乳首から3~5センチほど上にあり、ここを2~3分押します。女性ホルモンの分泌が促進され、バストアップ効果も期待できるツボだそう。
「大包(だいほう)」
脇の下(第六肋間)あたりにあるツボ。胸を抱えるように腕を組み、指が当たるところを2~3分押します。
衣紋を抜く
衣紋(えもん)とは、後ろ襟のこと。この部分を後ろに引き下げることで、大人の女性の艶っぽさが出るだけでなく、首元が涼しくなります。
ただし、あまり大きく抜きすぎると、品がなくなってしまうので要注意。浴衣では拳一つ分ほどが目安です。ちらりと見えるうなじで、男性陣をドキッとさせちゃいましょう。
保冷剤やハッカスプレーで涼感を得る
それでも「暑い!」というときには、保冷剤やハッカスプレーでひんやりしましょう。保冷剤はタオルに包んで、首元に当てたり、帯の中に入れたりと、さりげなく使って。
ハッカスプレーは、肌に吹き付けるとスーッとして涼しくなるだけでなく、汗の臭い対策にもなります。
携帯用に1本バッグに忍ばせておくと安心ですよ。自分で簡単に作れるので、ぜひトライを!
<ハッカスプレーの作り方>
1. スプレーボトルに無水エタノール(10ml)とハッカ油(5滴)を入れて、ボトルを振ってよく混ぜます。
2. 次に、精製水(90ml)を加えて、もう一度シェイク。
3. よく混ざったらハッカスプレーのできあがり。
ちょっとした工夫次第で、真夏でも浴衣美人に。お気に入りの浴衣を快適に着こなして、花火大会や盆踊りなど夏のイベントを存分に楽しんで!