【服×心】ファッションから生まれる認知の歪み…あなたは大丈夫?
体に身につける洋服、そしてファッションアイテム。これらは「自分とは?」を表現する一つで、「こういう風に自分を見せたい」というセルフブランディングのことを、心理学では“自己呈示”と呼ぶことを前回はお伝えしました。
今回は、服やファッションアイテムを選ぶ際、人の心はどのように動いているのか?といったことを解説していきましょう。
心の状態を表すファッション
身につけるファッションは、心の状態を表すことも少なくありません。オープンな性格の方は、露出度の高い服を着る傾向があります。その人が心を開いているかどうかを見計らうのに、ファッションはとても役立つことがあります。
例えば私のところにカウンセリングにくるクライアントさんたちのなかで、心が疲れてしまって、人と接することを恐れている人は、暗い色の服を着ていることがよくあります。過去にイジメを受けた経験があり、以来引きこもりを続けて社会に復帰できないことを苦にしておられるAさんはいつも全身黒ずくめです。はたまた、なかなか本音を話してくれなかったYさんは、真夏でも首元がタイトな服を着ていたのが印象的でした。
このようにファッションから人の心を探ることをテーマに周りを見渡してみると、興味深い人が身近にもいるのではないでしょうか。