流行についていくこと、心から楽しんでいる?流行依存の心理<後編>
「みんな一緒でみんないい」という日本人独特の意識。「流行ものを選んでおけば間違いない」と流行にすがってしまうメンタリティを、前回は解説しました。
今回の、「流行についていくこと、心から楽しんでいる?流行依存の心理<後編>」では、流行依存に陥ってしまう背景をさらに探っていきましょう!
単なるオシャレ好きから流行依存に変わる瞬間とは!?
「コレ、今、流行ってるよね。かわいいよね!私も欲しい〜!」とウキウキしながらショッピングをする健全な“流行とのおつきあい”から、「流行についていかなきゃ!」「他の人から遅れてる!ヘンって思われたくない」というような“ちょい病み”状態は、地続きで繋がっています。
それは白が次第にグレーになり、最後は黒になっていくような変化です。ただし、誰もが完璧な白であるのは難しく、大抵の場合は少しのグレーを抱えながらも、本格的な“つらい”“苦しい”状態までにいかないように生きています。それがあるとき、気づいたら“ちょい病み”状態になってしまうには、いくつかの原因があります。
まずは時代的背景です。今は流行の変化がとても早い時代!流行っていたと思ったのに、いつの間にかもう消えちゃったなどというのは日常茶飯事です。