流行についていくこと、心から楽しんでいる?流行依存の心理<後編>
一時はあんなに流行っていたココナッツオイルとかも、消えてきていますよね。
現れては消えていく流行のなかで、「取り残されたくない」という焦った感覚を持っている方は、カウンセリングをしているなかで多いです。
また、流行が早く情報過多の社会のなかで、さらにSNSの時代というのが後押ししています。Instagram、Facebook、ツイッター、ブログ……こういうものを簡単に見られるようになったため、誰が何をしているか瞬時に分かってしまいます。
「友達の○○ちゃんは、流行のあのお店にいったんだ。私はまだいっていない。いかなきゃ!」「ブログで注目している〇〇さんは、今、すごく流行っているブランドの☆☆を持ってる。私も××をやめて☆☆を持たないと!このままじゃダサいって思われちゃう!」というように、少しでもついていかなきゃという気持ちに駆り立てられ、流行についていっていないと不安だという状況に立たされているのです。
有名な人に流行らせたいグッズを持たせて流行らせるという商法(ステマ)も巧妙にされているため、よっぽど心を強く持っていないとメディアや情報に踊らされてしまうのも無理はありません。