流行についていくこと、心から楽しんでいる?流行依存の心理<後編>
そして、実は10代〜20代前半の若い世代よりも、ANGIE世代の方が流行依存症は多い傾向にあります。若い世代は保守的で「身の丈」を大切にし、あまり無理をすることがありません。ですが、ANGIE世代は頑張り屋さんで上昇志向も強いため、流行依存になりやすいのです!
失敗も大切な経験。恐れすぎないで!
周囲の人から「いいなあ」「羨ましいなあ」と思われるような位置を目指してきた頑張り屋さんは、自分がやりたいことよりも他人にどう思われるか、他人からどう見られるかを優先してしまい、自分というものがブレブレになってしまいます。
流行依存ということでいえば、毎回流行に乗っている人は、「いいなあ」「ステキだなあ」と思われたいがあまり、常に他人の目から見た自分を上書きし続けている状態。そのため、本当の自分というものがずっと奥底の方にいってしまい見失っているといえるでしょう。
流行に乗っていることで表面的な安心感はあるのですが、心の奥底の安定が得られず、何をしていても漠然とした不安を抱いているのではないでしょうか。現代社会では、生きたコミュニケーションを取る機会が、とても減ってきています。
電話をせず、やりとりはLINEが中心という若い世代は、コミュニケーション能力が下がっているといわれています。