いのちを生かす料理。多くの人を救った佐藤初女さんの料理とは?
青森県弘前市の山の麓にある「森のイスキア」。森のイスキアとは「大自然の中に、心病める人の憩いの場を作りたい」という思いから、佐藤初女さんが始められた宿泊施設です。大自然に囲まれた環境で温泉に入ったり、おいしい手料理を食べてのんびりと過ごすことができます。
何かに迷ったり、癒されたいときに、心のこもったおいしい手料理や穏やかに話を聞いてくれる佐藤さんのもとにはたくさんの人が訪れました。多くの人に愛され頼りにされていた初女さんですが、残念なことに2016年2月に乳がんのため他界。
著書も多く、たくさんの人の支えとなってきた初女さんの訃報に、Twitterでもご冥福を祈るメッセージがたくさん寄せられています。 多くの人を救った初女さんの食に対する考え方とは、どんなものだったのでしょうか。
初女さんの活動:食はすべての基本です
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佐藤初女さんは、「食を通して心や体を元気にしてもらいたい」という思いでボランティアや講演活動を行っていました。1983年からは、自宅を開放して悩みを抱える人の話を聞き、手料理をふるまう活動を開始。
その後、弘前市に「森のイスキア」