【8月31日】ココロに嵐が吹き荒れる…?厄日「二百十日(にひゃくとうか)」に注意!
です。
「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。
【8月31日】心に嵐が吹き荒れる厄日になるかも・・・?
「二百十日(にひゃくとうか)」という雑節をご存じですか?雑節とは二十四節気以外の季節の移り変わりの目安となる日。農作物を収穫する農家の皆さんにとって、四季の移り変わりを読み、注意をはらうことはとても重要ですね。
雑節は、二十四節気だけでは季節の変化を十分に読み取れないと考えた、いにしえの人たちによって生み出された日本独自の暦。「二百十日」とは、立春から数えて二百十日目の日。台風上陸の時季と重なることが多い注意日とされているんですよ。
以前、夏至から十一日目は「天から毒が降る日」とされ、この日に野菜を収穫して食べたり、種を蒔いたりすることはよくないといわれていた、という記事を書かせていただきました。雑節も心にとめておくと、たとえばその時季、旅の予定を立てるといった場合の場所選びや、一日の過ごし方も変わってきそうですね。