つばめのいなくなった空、吹きわたる風を感じて、豊かな感性を育みませんか?今よりもっと愛するために、愛されるために。秋は「愛の力」を育む季節です。
トンボからあなたへと贈るメッセージ
つばめがいなくなると、空を飛ぶのはトンボ。つい先日、不思議な体験をしました。東京の友人が、東日本大震災で被害を受けた海で祈りを捧げたいと、みんなで海へ。通行止めのところも多く、最後に荒浜の海へ向かうことにしました。
でこぼこ道を走っていたとき、どこからともなく青いトンボが姿をあらわし、まるで車を案内するかのように目の前をすいすいと飛んでゆくではありませんか。トンボが姿を消したとき、海へと出ました。
トンボには昔からさまざまないわれがあります。古代、日本は「秋津島」と呼ばれていたそうですが、古いトンボの名は「秋津」。これは神武天皇が日本の姿を見て、「トンボのようだ」といったところからきているとか。
また、トンボは亡くなったひとの魂やその生まれ変わり、神さま仏さまの遣いであるとも信じられています。実際、ハグロトンボは一部の地域で「カミサマトンボ」と呼ばれ、田の神の化身とされています。さらにトンボは後退しないことから「勝虫」