くらし情報『将来子どもを産むために【卵子凍結保存】という選択』

将来子どもを産むために【卵子凍結保存】という選択

卵子凍結保存で、実際に生まれて来た子ども達はいます。でも、卵子凍結保存による子どもへの害や発症する病気などの結果がまだ出ていないんですよ。ですので、絶対に安全だという保証はないです」

すでに日本でも卵子凍結保存が可能な外来はあるものの、まだまだ研究段階で、安全が完全に担保された状況ではないようです。

「もちろん癌やその他の病気になってしまったため、一旦卵子を取り出して治療が終わったら戻す方もいます。ですが、将来高齢でも子どもを産みたいという理由であれば、卵子凍結保存を考えるよりも卵巣や卵子の健康を保つことが大事です。そのためにもしっかりと子宮の検査をすることをおすすめします。

お腹に命が宿るということは、 簡単ではありません。「仕事を優先したいから」や「今は産みたくないから」という考えで卵子凍結しても、妊娠できるとは限りません。


将来、本当に子どもを産みたいと考えているのであれば、「卵子凍結保存があるから大丈夫」という考えを捨て、信用のできる産婦人科を見つけて体の健康をしっかり管理することが大切です!

【小林裕介】

将来子どもを産むために【卵子凍結保存】という選択


Photo by 水天宮コパレディーズクリニック

水天宮コパレディーズクリニック院長・医学博士。

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