「自分磨き」ってどうして必要なの?【女子力×依存】の心理
を「自分をはかるものさし」の一つとしているANGIE世代からバブル世代までの女性たち。少し前までは、結婚したり、子どもを産んだりと、ある程度の年齢になれば今の時代ほど女子力で勝負しなくてもよかったのですが、今や「大人女子」や「美魔女」という言葉が生まれ、アラフォー以降になっても女子力を維持しなければならなくなっています。
彼女たちは、ただ男性からチヤホヤされる“モテ”をめざしているのではありません。女子力の高さは対男性、対女性、両方に対して効いてくるからです。
「女子力をあげよう」というモチベーションには、「人からよく見られたい」、もっと言えば「人から羨望されたい」「人よりも優位にいたい」「女性ヒエラルキーの中で上のランクにいたい」という気持ちがあります。そのために、ダイエットしたり、料理をならったり、きれいな言葉遣いをしたりしていくのです。その努力の積み重ねの最終目標は「自分が生きていく環境をよりよくして、居心地をよくする」こと。
モテたり、羨望されたりと、人より優位に立つことは、それだけで気持ちがいいものです。
つまり、周りの女性と比べて「自分は上だ」と思うことで心を安定させているというわけです。