ココロの向きを変えるだけ。集中力や幸福感が高まる「マインドフルネス」って?
車に操縦の仕方があるように、脳にも操縦の仕方があるはず。そんな考え方から、”意識を現在に向ける”トレーニング法が、アスリートのメンタルトレーニングや、今回のような企業研修にも取り入れられ始めています。
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では実際に「マインドフルネス」を体験するには、どうすればいいのでしょうか。
研修では、「遠い過去」「近い過去」「現在」「近い未来」「遠い未来」と書かれたシートを使い、「現在」を指さしながら、思考を現在に留まらせるように3分間意識を集中するワークショップを行いました。
実際に「現在」を指さし、今のことに集中しようと取り組んでみましたが、ついつい「研修が終わったら、あのメールに返信しよう」「コーヒーを買いにいこうかな」などと「近い未来」のことを考えてしまいます。
そのたびに「今のことに意識を向けなくちゃ」と自分を戒めて、葛藤しているうちに3分間があっというまに終わってしまいました。
「私たちは日常的に、複数のことを同時に考える”拡散思考”をしているので、今だけに集中するのはなかなか難しいんです。