グルテンフリー・低炭水化物!話題の【インディアンフード】って?
アメリカ・インディアン(アメリカ先住民族)の伝統料理がいま、ニューヨークタイムズなどのメディアで取り上げられ、新しい食のジャンルとして注目されています。
インディアンフードとはいったいどんな料理なのかをリポートしつつ、代表的な料理を実際に作ってみました。まだ日本では耳慣れない”インディアンフード”についてご紹介します。
インディアンフードとは
インディアンフードとはアメリカ先住民族の食に習った料理で、自然にある果実や植物、ハーブやナッツ類、狩りで取れるカモや七面鳥、魚介類、卵などが主な食材。油や砂糖、小麦粉などは使いません。
アメリカ・インディアンでシェフのシェーン・シャーマンさんが、インディアンの長老や専門家たちにリサーチして創作料理として提案したところ、メディアを中心に話題が沸騰。
コンセプトはここ数年話題になっている「パレオ・ダイエット」とも似ていて、「人間が農耕文化を始める前、何万年もの間食べていたものこそが、体に合っているのではないか」「逆に効率性を重視して育てられた小麦や食肉、加工食品は体に負担をかけているのではないか」という理論に基づいています。
さらにインディアンフードは低炭水化物、グルテンフリー、高タンパク質でもあるので、ダイエット効果も期待できるとあって、注目されています。
インディアンフードってどんな料理!?
それでは、まだ日本でも聞きなれない”インディアンフード”の代表的な料理をご紹介しましょう。
カモとワイルドライスのペミカン
Photo by Pinterest
「ペミカン(Pemmican)」とは、薄く切ったカモ肉を干して、ワイルドライス、ブルーベリーなどのフルーツや肉の脂肪と混ぜて固めた料理のこと。アメリカンインディアンが考案した料理法のひとつです。
肉を干すことで甘みが凝縮し、保存がきくというメリットもありますよ。こういった点にもインディアンの自然で生きる知恵が垣間見えますね。
ちなみに、ワイルドライスも、アメリカで古くから親しまれてきた食材で、現在スーパーフードとして注目を集めています。ビタミン類やたんぱく質、食物繊維、ミネラル類が豊富。美肌、アンチエイジング効果が期待できる食材です。
ロースト・エイコーンスクワッシュ
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エイコーンスクワッシュは、日本名で「どんぐりかぼちゃ」。普通のかぼちゃよりスリムな形のもので、インディアン料理の定番食材です。
インディアンが最初に栽培を始めた植物のひとつとも言われており、まさにインディアンフードの原点とも言える食材。ビタミンA、B、C、カリウムが豊富で、美肌効果やむくみ解消効果が期待できるなど、女子にうれしい野菜です。
日本ではあまり馴染みがありませんが、アメリカでは非常に一般的な食材で、定番のバター以外にも焼き菓子やスープに使ったりと、レシピのバリエーションも豊富。
写真はローストしたエイコーンスクワッシュに、メイプルシロップと炒ったスクワッシュの種、ピーナッツを混ぜてかけたもの。かぼちゃの甘みにスパイス、ナッツがきいた、香ばしい味が魅力の一品です。
ひまわりの種のパンケーキ
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ひまわりの種も、インディアンフードによく使われる食材のひとつ。
やわらかくなるまで煮込み、水気を切ってすりつぶしたひまわりの種と、メイプルシロップ、コーンミールを混ぜて作った粉を使用したパンケーキ。ヘルシーなのはもちろん、ひまわりの種の素朴な香ばしさがきいています。
人が栽培した食材ではなく、自然界にあるワイルドな食材をスロウクッキング。これこそ、究極の粗食と言えるかもしれません。加工食品やファーストフードで甘やかされた体をデトックスするのに、「インディアンフード」をお試しになってみてはいかが?
参考:SIOUX-CHEF.COM、ケンコーコム、UC Davis Integrative Medicine
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